コラム組織活性化関連のコラムです

「上」と「下」

今夜は、愛媛県西条市です。3.11以降の「エアポケット」に落ち込んだような【講演キャンセル】の反動が11月にやってきたようで、今月は、随分と各地を駆け回りました。各地を回ると、地域ごとの「温度差」や抱えている「課題」の違いが見えてきます。ある意味、貴重な1ヶ月でもありました。今月は、多く

組織活性化とCI

数日前、ここ10年間の「企業倒産件数」を調べました。年末なので、いくつかの統計を必要としていました。2001(H13)年 19,164件 (小泉純一郎)昨年(2010年)の倒産件数が13,321件ですから、随分と多い。ちょうどコンサルを始めて間もなくの頃のことなので記憶に残っている年

イメージをぶち壊せ!

若いといっても、30歳くらいの年代の人たちと話していると、時折心配になってしまうことがあります。「イメージ先行」とでも言うのでしょうか。自分で調べようとせず、「なんとなく」というイメージで話を進めることが少なくない。論理も「理路整然」としているのだが、どこかの経済雑誌や誰かの「受け売り」のような話が

書籍紹介 「漂流する国ニッポン」入江吉正

今年の「とじき塾・経営者編」に講師としてお招きした【入江吉正】氏が、新刊を出されることになりました。11月24日発売。「漂流する国 ニッポン」 ~3・11大震災・福島原発事故で見えた〝誰も責任を取らない国の実相~(フォレスト出版)すでに「とじき塾」でも、大震災から原発の放

「船長」の出番

海が穏やかであれば「船長」の出番は少ない。「行先」は明らかで、なおかつ「旅程」にも余裕がある。「乗組員」の顔色は良く、「役割分担」もしっかりできている。いつものように船に乗り込み、所定の手続きさえ済ませてしまえば、あとは「オートマティック」に船は出港する。穏やかな海を渡るとき、「船内」に

南風通信 再録 〜敵は何処に?〜

最近のメディァに関して気になることは、「ネガティブ」なものが少なくない、ということです。これは今に始まったことではなく、メディアの煽り方の一種なのですが、このごろはその程度がますますひどくなってきているようです。経済雑誌のタイトルを信じるとすると、日本はすでに「数百回」ほど潰れていないといけないわけ

「讃岐」の空

何やら、ここ数日「経営コラム」とは無縁の文章が続いています。旅の途中で書いているので、どうしても「目に映るもの」に心奪われ、文章が偏ってしまいます。博多から、近江(滋賀県)へ向かい、米原、彦根、湖南、京都と移動を続け、今日は瀬戸内海をわたって「讃岐の国(香川県)」での仕事でした。尊敬する経営

「甲賀」の夕暮れ 〜現在と過去のつながり〜

朝起きると、「改善隊司令官殿」から、コメントで【指令】が来ていた。「彦根城ですか。小生も行きましたよ。結構汗でますよ!天守閣からみると地域戦略における緊要地形の勉強になります。是非天守閣まで登ってください」思わず、パソコンに向かい「敬礼」をする。昼からの仕事の関係もあるので、ぐずぐずして

「湖東」の夜 〜彦根にて〜

高校生の頃「風に吹かれて」というある作家のエッセイを田舎で読んで、いたく感じることがありました。昭和47年(1972年)くらいのことです。全国いたるところを作家が訪れ、歴史や時代や社会を自由に語る、という体裁だったでしょうか。中身はすっかり忘れてしまいましたが、「全国を旅して」というところが強烈でし

常識を疑う

 月曜日に「メルマガ」を発行しているので、週末に原稿を書きます。先ほど「虫の目」「鳥の目」「魚の目」というタイトルで、【情報】の収集や分析、そして判断や決断についての文章を書きました。「虫の目」で多角的(複眼)に物事を捉え、それを俯瞰(高い位置)して「鳥の目」で「判断」をする。そして、潮の目や流

週末「禅語」1

若い頃、何の考えもなく「本」を読んでいたつもりなのですが、これくらいの年齢になって本棚を見返すと、そこにはやはりある傾向があるようです。【禅】と書かれた書籍の一群があって、ある日ぱらぱらとページをめくってみると、昔は「珍紛漢紛(ちんぷんかんぷん)」だった言葉に妙にひかれてしまいました。行雲流

魂の言葉

2011年11月の「とじき塾・経営者編」は、「横浜総合事務所」の泉敬介先生をお招きしてのセミナーでした。泉先生は私と「同級生」にあたる世代の方です。1956年、57年生まれというのは、1970年代を10代後半から20代前半として送っています。1970年代は、「学生運動が退潮し、赤軍が日本国内外で

自己責任時代

ここ数日、出張が続いていてHPの更新が遅れています。何とか時間をつくろうと思うのですが、なかなか厳しい綱渡りをしていて、情けない次第です。半年前に書いた文章を掲載します。【「自己責任時代」の到来】こんにちは。戸敷進一です。個人的に4年9ヶ月毎日書き続けた「

「人材(財)」と「労働力」

さまざまな組織と関わって確信しているのは、「組織は人」ということです。同地域で、同業種で、同程度の規模の組織でありながら、それぞれの企業に「個性」があるのは当たり前のことです。いわゆる、「成り立ち」や「社風」が違うので、それぞれに「個性」があります。それはそれで、違いがあってもいいのですが、こと

「情報共有」「情報展開」「情報計画」

企業組織とコミュニケーションが取れるようになると、「会議」への定期参加を要請されることがあります。「経営会議」「営業会議」「工程会議」「生産管理会議」「安全会議」「開発会議」「改善会議」・・・・。呼び名はさまざまですが、組織の【現在】と【これから】を本気で考えると、「会議のあり方」は、組織活性化の重

淘汰の最前線

数日前、旅先の日経新聞で「建設」に関わる記事を見て、目を剥いてしまいました。「建設業の再編支援 〜政府、地銀と連携〜」という記事でした。記事の詳細な内容はともかく、一言で言えば「M&A」を進めて、建設業の数を6〜7割ほど減らすという記事でした。まぁ、いつもの話なのですが、

本音を言えば ~怖い話~

いつもは、夜更けか深夜に文章を書くことが多いのですが、午後から少し時間が空いたので、「明るいうちに」HP更新をしておきます。中小企業の【組織活性化コンサルティング】を行うとき、コンサルタントサイドから考えるもっとも重要なことは「キーマン探し」です。「キーマン」とは、経営者以外に、本当にそ

働かない「日本人」?

11月3日は「文化の日」で【法定祝日】です。「文化の日」の趣旨は、「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ということで昭和23年に制定されました。もっともあまりにも古い時代の制定なので、休日の意味もよく分からなくなっているのが現状かもしれません。日本の法定祝日は、15日です。これに週休2

ソフトパッチ(soft patch)

いよいよ11月のスタートです。泣いても笑っても、激動の2011年は「あと2ヶ月」。それから先どんな世界が待ち構えているのか、【備え】だけは怠りたくないと思っています。昨日(10月31日・福岡版)の日経新聞の一面は、いささかショッキングな見出しでした。 【中小企業 海外へ集団進出 

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