コラム組織活性化関連のコラムです

歴史の中の「今」 1

不安の原因時代の行く先が、なんとなくでも見えているときに、人はあまり悩みません。たとえば、「道筋」が明快である時に、あまり悩まない。なぜならば、予想ができるからです。「あのあたりで、こんなことがありそうだ・・・・」「こんなことが起こったらどうしようか・・・・」道筋がおぼろげながら

小さな不都合

組織の中には、いくつもの「不都合」があります。ただし、その多くは「小さな不都合」なので日常では見逃しがちです。提出締め切りになっても、報告書が出てこない領収書や納品書が行方不明になる社内できちんとした挨拶ができていない遅刻者がいる・・・・いずれにしても些細なことなので、その時は注

謝絶率?拒絶率?

「謝絶率」とは、企業が金融機関に融資を申し込んだ時に「断る」率のことです。「お金貸して!」「ダメだよ!」ということですから、当然理由があるわけですが、金融円滑化法に基づいた企業申し込みに対する 九州の「謝絶率」は、3,8%(3月末現在)で、全国平均の2,6%よりも随分と高く、全国で1

「変わりたくない人々」との戦い

最近、若い世代と話す機会が多く、おじさんはいろいろなことを彼らから教えてもらっています。「歴史の再認識」というものも、彼らが気づかせてくれたものです。日本史を学ぼうとする時、歴史区分には何通りかの分け方がある。逆にいえば、歴史に定説などなく、見方や角度を変えてしまえば、さまざまな考え方が

「暴風雨」の人口変動

朝刊の見出しに踊る【人口2年連続減】の文字の下に、【3月末時点1億2623万人】という数字を見つけ、思わずため息をついてしまいました。この仕事を始めてから「人口問題」は最大の関心事で、ずっと数字を追いかけていたのですが、1億2700万人という「大台」をあっさり割ってしまっています。もちろん、外国

「熱」が必要! 〜経営者と経営幹部が教えること〜

「組織活性化」や「後継者育成塾」の仕事の中で、ずいぶんと若い世代と語り合う機会が増えてきました。もちろん「若い」という言葉は相対語ですから、正確な実際の年齢を書けば「18歳〜25歳」くらいまでの世代です。実はこうした世代が、「組織活性化」や「後継者」として組織の中から勉強に来るようになり始めています

さまざまな人々

時間×金額で仕事を考える人たち「早く終わらねぇかな・・・」ノルマとして仕事を考える人たち「しょうがねぇか・・・」共同作業として仕事を考える人たち「みんなに合わせなきゃ!」班のリーダーとして仕事をする人「班長さん」係りのリーダーとして仕事をする人「係

「危機感」のあり場所

組織の究極の目的は「組織の存続と発展」です。もちろん、歴史的に見れば「幕末の江戸幕府」や「昨今の自民党」のように、歴史的役割を終え、どのように「軟着陸(自主廃業)」させるかという目的を持つ組織もなくはないが、それはその時の「役割」のことであって、本来の目的ではない。組織の目的が「存続と発

以心伝心

横浜綜合事務所の泉先生から、ずいぶん以前に「Voice原稿」をいただいていたのですが、掲載が遅くなってしまいました。やっと準備ができ、先生のブログの方へ「書き込み」をしようと思ったら、そこに先日私が書いた【風雲、急なり!】を引用した先生の文章がありました。お互いにエールを贈りあうわけではありませ

手本、不要! 〜他社事例が必要でなく生る時〜

基本的な「教育・訓練」期間は【3年】です。小学校が、低学年3年、高学年が3年の6年間。中学、高校がそれぞれ3年。大学が3年間の授業と、1年をかけて「卒業論文」を要求している事を考えれば、教育の根底に「3年間」という単位が埋め込まれていることに気付きます。そして、日

風雲、急なり

盆休み前に、立て続けに「企業研修」が入っています。先月は「安全大会」に絡んだ講演要請が多かったのですが、このところ、クライアント先の個別の組織課題について「研修」したいという要望が立て続けにあっています。最近の傾向は、一からお願いしますという形は随分減って、この辺りまで自社で取り組んでいるの

テーブルクロス理論

表題は、私の造語です。組織活性化を考えるとき、基本になる考え方のひとつです。組織が以前とは違う段階へ「ステップアップ」をするプロセスにおいて、一挙に【風景】が変わるということはまずありません。たとえ経営陣がすべて入れ替わったとしても、従業員が全員入れ替わったとしても、対象が組織である

会社に止めて欲しいもの?

ネットのアンケートなので、どのような基準で、どの程度の母集団で行ったのかはわかりません。gooのランキングで、「会社にやめて欲しいと思うものランキング」というものを見つけました。会社でやめてもいいと思うものランキング1サービス残業2バレンタインデー/ホワイトデーのやり取り

消費者も働き手も減ってゆく!

新聞やテレビが「本質的」な問いかけを失い、政治家が人気取りに駆け回っているうちに、時代の風景が大きく変わってしまいました。「働き手」人口の半分切る 空洞化に拍車も 少子高齢化を背景に労働力の減少が加速している。会社員や自営業、職探し中の人を合計した「労働力人口」は2010年に6241万人

一人のときも、武士は武士!

講演やセミナーの中で、最近読んだ本の一節を少し解説をしながら紹介しています。「戦国時代を経て江戸時代になり、武士が読書階級になったとき、人口の7%に過ぎなかった武士階級の多くは、それぞれの藩や地域で【いかに生きるべきか、いかに死すべきか】を考え続けたようです。そして当時の武士の多くは【一人で

急ぐべし、急ぐべし! ~後継者塾 雑感~

週末から、泊り込みでIGグループ主催の「第2期 後継者塾」へ行ってきました。行って来たといっても、私が塾に参加したわけではなく「講師」としての参加です。「第1期」の時も講師として関わったのですが、いつもながら「若い後継者」たちと触れ合うと、何やら楽しい。もちろん私の講演は「厳しく」、質問も「きつ

「異業」に学べ!

組織として企業が学ぶべきことは多い。その中で最も重要なものは「時代認識」と「立位置」です。時代の流れであれ、組織の立位置であれ、時代から離れたところに「組織」の存在意義はない。まず組織は、「正確な時代認識」を学ばなければなりません。「黎明(挑戦)~成長~安定~成熟~衰退」という組

行って初めて分かること

僻地「九州」にいるので、残念なことに、「東京情報」にうとい。もちろん、新聞やテレビなどで基本情報は押さえているし、今はネットの時代なので、iPhoneやiPadでほぼ「リアルタイム」で出来事は分かる。しかしながら、直接現場にいるわけではないので、すべて伝聞の類になります。伝聞のつらさは、「現場の

優秀な人から辞めてゆく?

スイッチ (switch) とは、切り替えを行う部品、装置、また、それを行うことのことです。組織のスイッチはたくさんあるように見えますが、実際「大元」のスイッチを握っているのは【経営者】です。【経営者】が大元のスイッチを入れてくれない限り、どこのスイッチを入れても、灯りはつかず、機械は動きません

講演予定 新・横総経営塾

毎週月曜日、従来のメルマガ「南風通信」と「とじきレポート」という手書きのFAX通信を発行しています。「手書き」というところがミソで、まぁ「殴り書きの文章」です。評判がいいかどうかは別にして、訪問先で「なかなか面白い」と声を掛けていただいたりします。敬愛する、横浜総合事務所の泉先生が、その

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