週末出張が重なると、事務所に顔を出せません。
よって、月曜日に事務所へ顔を出すと、郵便物と新聞が山積みになっています。
今週も事務所へ行くと、資料がデスクの上に積み上げられていました。
手早く目を通して、と思うのですが、「アナログ情報」はネットとは違い、奥行きがあるので、ついつい読み込んでしまいました。
特に、帝国データバンクの特別企画
〜国内製造業、2002年以降で4万社が「消滅」〜
という記事から目が離れない。
弊社にも少なからず「製造系企業」がクライアイントにいるので他人の話ではありません。
１・破産、特別清算、休廃業、解散の各件数を集計した「消滅企業数」は、2002年以降の累計で3万9872件。
２・国内製造業全体の年売上高を見ると、減少額は13兆8482億円。
３・年商規模では、10億円未満の中小企業が22,8％減。1000億円以上の大企業は5,3％増。
４・地域別では、減少率トップは東北の18,4％、北陸が13,4％など、全国9地区の内6地区で減少。
これらは、2010年度までのデータで算出されていて、東日本大震災後の姿を反映しているわけではありません。
円高による、国際競争力の低下。
安価な輸入製品の流入によるデフレ進行。
電力不足。
製造系企業の海外シフト･･･。
これに「増税」と「失業率上昇」が加わった時、社会全体の方向や国の勢い、その他の業種への影響を真剣に思い描いて手をうっておかなければ、「後手」を引くどころか、それこそ「消滅」しかねない。
