とじき雑感

4月の零度!背筋が伸びる!

    4月8日、月曜日。
    諸般の事情があって、前夜大分市に泊まっていたのですが、朝5時過ぎに起きて、宮崎方面へ向かいました。大分の日の出時刻は5時50分なので、随分と明るい。早朝で車も少ないので快調に車を飛ばしていたのですが、いささか寒い。車内に表示される「外気温」は大分市内では5度でした。その気温が、豊後大野市で2度になったときは、少し驚いた。数日前まで九州各地の気温は25度近くあったのです。いくら早朝とはいえ、2度まで下がると【腰】に悪い。しかめっ面のまま運転をしていると、大分と宮崎の県境近くで1度になり、宇目(うめ)という地域で、なんと「零度」になりました。

    すでに桜も散り、朝陽の中で新緑が芽吹いているといのに、外気温は「零度」!!思わず車を止め、外に出て深々と深呼吸。その途端くしゃみをしたはずみで腰が痛くなるが、それでも深呼吸。4月の冷気を体の中に取り込みます。何年か前、北海道の静内という町で、5月の連休すぎに「マイナス3度」の気温の中で満開の桜を眺めた時と同じような、不思議な「感覚」がありました。
    自然は、人間の勝手な思惑や平凡な思い込みを平気で裏切ります。4月だから、5月だからなどという決め事は、人間が勝手に決めたことであり、熱い寒いとは本来無縁です。

    「吹くはずのない強風」
    「来るはずのない津波」
    「降るはずのない豪雨」
    「壊れるはずのない斜面」
    「決壊するはずのない堤防」・・・

    何やら、経営に対する心構えに似ています。
    時折、こうした思い込みとの【落差(ギャップ)】を体で直接感じると、ぐいと背筋が伸びます。(腰は痛いけど 泣)

    皆様、油断召されるな!!

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