コンサルティングの最前線で「若い世代」と触れ合うことがあります。
昨今の若者は、どう考えても我々の頃よりはるかに「優秀」で「真面目」です。ある意味、頼もしく思っているのですが、時折呆然とすることがあるのは、若い世代の「アクション」が組織に波紋を投げかけた出来事を聞いた時です。
上司に「日曜日に電話をかけて来ないでくれ」と真顔で言った若い娘。
遅刻した言い訳が「前夜、将来の夢を叶えるときのネットワークづくりのためだったから会社は許すべきだ」と言った若者。
「社長と自分の給料の差が大きいのは不公平だ」という若者。
「自分探しの旅をしてきます」と言って会社を辞めた30代の男性。
「会社の方針は、多数決で決めて下さい」と堂々と言った30代の女性。・・・
実は、最近「目と耳を疑うような現象」が組織の最前線で起きているのです。
いわゆる「戦後教育」の歪みが二世代目、三世代目に到達したので、こんな現象が起こっているのです。決して、教員が悪いわけではないんです。ましてや、若い世代が悪いわけではない。社会を構成してきた、我々の責任です。
以前、こんな文章を書きました。
余計なことと知りつつ、こうしたことの「おかしさ」を若い世代に話してやることも、おっさんの仕事なのだろうと本気で考えています。
【知らないところで・・・・】
教育の現場を直接知っているわけではない。
ただ、弟が現役の「教頭」で、昔から、さまざまな【裏話】を聞いていて、なるほどと頷いたり、ぎょっとしたりした。「教育委員会」や「保護者」、「教職員」の実態に関する話は、かなり「過激」でこちら側の想像の域をはるかに越えている。
今から40年前、自分達が、どれくらい「牧歌的」で「素朴」な時代に育ってきたかが良く分かる。教師は教師らしく、生徒は生徒らしく、自然に逆らわず、育ってきたのではないか・・・・。
飛び込み禁止で水泳大会廃止 いわき市内の小学校
福島県いわき市小学校長会主催の小学校水泳競技大会が平成22年度に廃止されることになった。会津美里町の大沼高で起きたプール事故で県教委が県立学校での飛び込みを禁止したのを受け、児童の安全確保の観点から決定した。大会は各校選抜の小学生が競い合っており、児童や保護者からは「毎年、大会を目標に頑張ってきたのに」と残念がる声も出ている。今後、他市町村にも影響を与えそうだ。
市小学校長会によると、昨年5月、県教委主催の学校事故防止研究協議会で、県教委から校長会に対し、飛び込みを禁止するよう求められた。昨年7月の大会は、すでに開催日程が決まっていたため緊急措置として水中スタートに切り替えた。会場のいわき市民プールの50メートル公認競泳プール(9コース・日本水泳連盟公認)は水深1・7メートル。小学生が水中でスタートするには深すぎるため、底に高さ約30センチの台を設置し、深さを調整するなどして対応した。 しかし、水中スタートでは公認記録にならず、大会を続けるには飛び込みが必要。大会を継続するかどうか全小学校から数回にわたってアンケートを取り、市教委と話し合った結果、飛び込みをさせるのは危険として大会の継続を断念したという。(福島民報)
昔、昔、大昔
故郷、ど田舎宮崎で
川の流れに流されて
溺れかけつつ泳ぎを習う
飛び込めなければ味噌っかす
ひざを震わせ子供らは
高き岩より空を飛ぶ
腹より当たれば赤く腫れ
それでもガキは空を飛ぶ
怪我をしたとて「くそ親」は
誰が悪い?と知らぬ顔
その頃川に「柵(さく)」はなく
遊泳禁止の札もなく
われとわが身を奮わせて
田舎のくそガキ空を飛ぶ・・・・
さらば日本、不思議の国・・・・