「前例」がないので・・・
「企画」の【企】という文字は、「人を止める」と書きます。新しいアイディア、新しいビジネスモデル、新しい商品、新しいサービスは、その新しさゆえに「前例」がありません。新しい企画とは、人をふと立ち止まらせるものです。新しい企画に対して、「前例がないから」という理由で却下されたシーンを目撃
「企画」の【企】という文字は、「人を止める」と書きます。新しいアイディア、新しいビジネスモデル、新しい商品、新しいサービスは、その新しさゆえに「前例」がありません。新しい企画とは、人をふと立ち止まらせるものです。新しい企画に対して、「前例がないから」という理由で却下されたシーンを目撃
組織運営上で、経営者が頭を悩ませるものの中で「幹部の質」という問題があります。 経営者が思う以上の成果や結果を幹部が残してくれればいいのですが、なかなか期 待したものが現れてくれない。時に、身近な組織を見渡した時、よその組織の幹部たち は、実にいきいきとしていて、何となく
なるべく、なるべく「客観的」でありたいと願いながら、思い込みが強いようで、あちこちで「怪我」をしてしまいます。「思い込みの薄いコンサルタントなんているわけないでしょう。偏屈で根性の捻じ曲がった人間しかコンサルタントなんぞになるわけはないでしょうが!」「うーん・・・・」
3年前の文章なので、いささか内容に古臭さが滲んでいます。すでにみんなが忘れてしまったような名前が出てくる文章です。しかしながら、根底にある「おかしさ」に関する思いは変わりません。「メディア」とどのように付き合うかは現代人にとって大切な基準です。ひと昔と比べて比較にならないような「量」の情報が
人間は、加齢とともに様々な機能が低下して行きます。単に運動能力だけではなく、見る・聞くなどという生物的基本能力も低下します。逆に言えば、若いうちはそうした能力のレベルは相当高いのです。【モスキート音】という言葉があります。「モスキート音とは1万7000ヘルツ前後の高周波数の音のこと。
コンサルティングの最前線で「若い世代」と触れ合うことがあります。昨今の若者は、どう考えても我々の頃よりはるかに「優秀」で「真面目」です。ある意味、頼もしく思っているのですが、時折呆然とすることがあるのは、若い世代の「アクション」が組織に波紋を投げかけた出来事を聞いた時です。上司に「日曜日に電話を
冒頭の【ピグマリオン効果】という言葉は、教育心理学の言葉です。これは、教師の期待によって学習者の成績が向上するという行動を示した言葉です。教師が期待し ないことによって学習者の成績が下がることは【ゴーレム効果】と呼ばれています。 1963年ローゼンタールとフォードが大
組織を「変化」させる上で、もっとも大きな障害になるのが、地域や業界の【常識】と今までの【成功体験】です。九州の事例で言えば「別府」の「観光業界」は、かつて黙っていても温泉客が来てくれていたので、その時のイメージが抜けず、かなり苦戦しています。別府市が発行した「観光動態要覧
ある企業の「組織活性化」のお手伝いをしていて、途中で、スタッフの一部から「不満」が 出てきました。通常の「仕事」で手一杯のところに「改善活動」なんてできない。おまけに 「マーケティング活動」なんてもってのほかだと言うのです。なるほど、通常業務に追われながら、さまざまな仕組みの見直しを行い
毎月、博多で開催している「とじき塾」の今月のテーマは【5S活動を再考する】でした。弊社の「改善倶楽部会員企業」は、すでに5S活動の仕組みを作り上げ、実践しているので、細々(こまごま)とした話は必要ありません。むしろ、今の地点からの「再スタート」すなわち「改善活動」のほうが重要です。
多くの企業と触れ合っていると、組織はある意味「器(うつわ)」に似ていると思うことが あります。「器」の機能は、ものを入れることです。ものは「固形物」のこともありますが、 イメージとしては「利益」という液体を入れるイメージです。 「お猪口(おちょこ)」のような組織があります
「中小企業の一番の強みは【弾力性】である」いう基本に帰る時期が来ています。 船に例えれば、「大型商船」と「モーターボート」の違いと思っていただければいいでしょうか。大型の船がなかなか方向転換ができない時に、モーターボートは鮮やかに舵を切り、一瞬で速度 を上げます。 売
普段考えているよりも、時代の変化の速度は速く、眼に見えない底流で「激変」を繰り返してい ます。テレビや新聞で「現象」が報道され、流行や原因についての説明が行われる頃には、すで に次の動きが始まっています。「時代を読み解く」時に、その底流の動きに気を配っておかないと、奔流に流され
日常の生活の中で、何気なく使う言葉があります。「高い」「低い」 「近い」「遠い」 「広い」「狭い」 「早い」「遅い」 「暑い」「寒い」・・・・・ 何気なく使っているので、その言葉の背後にどのような「仕組み」が潜んでいるのかどうかに ついて「一般人」が思いをはせることはあり
「イノベーションのジレンマ」という言葉があります。ある技術に関して改良や改善 を重ねるうちに、ある一定の顧客ニーズを超えて、独善的な進化を遂げてしまう、と いう意味です。日本の携帯電話や液晶テレビを想像してもらえばいいでしょうか。日 本の携帯電話技術や液晶技術は世界でも有数なものでありながら、ある
表題の「アソビ」と「ユルミ」は、本来「遊び」と「緩み」と表記されます。 一般的な意味での「遊び」は、楽しむ、娯楽、休養、リラックス、ストレス 解消などの目的で生物がする行動の総称のことですが、ここでは「工学的」な 意味での「遊び」のことについて書きましょう。工学における遊び(あそび)とは
時代の変化は、「目の前」で起るよりも先に、「遠い所」で起ります。 例えば、「ワープロ専用機」全盛の頃に、「コンピュータ」は何となく、遠い所 のものであるように感じていた人たちは少なくありません。「Dos-V」など自分に は関係がないと思っていたのですが、ある日、技術革新として「Windws」
さて、物事をどのように「見るか」ということに関して、表題のような表現があります。「虫の目」 「鳥の目」 「魚の目」「虫の目」は、複眼です。つまり「近づいて」さまざまな角度から物事を 見るということです。「鳥の目」とは、高い位置から「俯瞰
企業は、大海原を走る船に似ている。船長は船旅の目的地を語り、航海士は航路を定め、機関士は船のエンジンの音を聞く。そして、「静かなる海」もあれば「荒れた海」もある。それぞれの役割と掛け声が「船内」に響き合い、船は進む・・・・。企業が船に似ていると考えたのはいつの
こんにちは。戸敷進一です。 数日前、東京から中学・高校時代の同窓生達が福岡に来てくれて「同窓会」がありました。年数にすると「37年ぶり」の集まりで、かなり盛り上がりました。かつての「美少年」「美少女」たちもすっかり歳を取り、厳しく、遠慮会釈のないやり取りが続きます。不