とじき雑感

組織の「弾力性」

    「中小企業の一番の強みは【弾力性】である」いう基本に帰る時期が来ています。

     

    th_00252船に例えれば、「大型商船」と「モーターボート」の違いと思っていただければいいでしょうか。
    大型の船がなかなか方向転換ができない時に、モーターボートは鮮やかに舵を切り、一瞬で速度 を上げます。 売上に関する「課題」に関しても、大きな企業が「多品種」「多地域」「多年代」「多取引先」 等についての、調査・分析・決定・周知・行動という膨大なプロセスを必要とするときに、中小 企業は ①もっとも「組織」を知る人間 ②もっとも「顧客」を知る人間 ③もっとも「時代」を知る人間 を集め、「予算」と「期限」を定めてしまえば、組織の方向性を導き出すことが出来ます。実は このことが中小企業の強みなのですが、どういうわけかこの三つを「経営者」が一人で決めよう とする。あるいは、「専務」や「部長」などという階層の上部に位置する人間たちで決めようと する。つまり「大手」の真似をしてしまうのです。

     

    ①の「もっとも組織を知っている」のが果たして「専務」なのかどうか?
    ②の「もっとも顧客を 知っている」のが「営業部長」なのか?
    ③「時代を良く知るもの」が「経営者」なのかどうか・・。

     

    案外、組織のことを一番わかっているのは「中堅社員」なのかもしれません。時代の風を一番感 じているのは、20歳の新人達かもしれない。「顧客のことを知っている」のは案外「パートの女 性」たちかもしれません。
    「大手」では実現できないような組合せが出来ることが、中小企業の 強みです。そしてその集まりは、その気になれば「明日にでも」できる・・・・・。 大きな時代変化の中で、「大手」のように「量」や「効率」だけを追っていては、時代の波に消え てしまいます。価値観の多様性や地域特性が顕著になりつつある時代が始まっているのです。

    【 弾力性】のある、中小企業の時代が始まってるとも言えます。
    経営者や経営幹部の役割は、組織に適切な時期に適切な「枠組み」を与えることです。
    組織の【弾力性】について、一度考えてみてはいかがですか。

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