コラム組織活性化関連のコラムです

「湖東」の夜 〜彦根にて〜

高校生の頃「風に吹かれて」というある作家のエッセイを田舎で読んで、いたく感じることがありました。昭和47年(1972年)くらいのことです。全国いたるところを作家が訪れ、歴史や時代や社会を自由に語る、という体裁だったでしょうか。中身はすっかり忘れてしまいましたが、「全国を旅して」というところが強烈でし

常識を疑う

 月曜日に「メルマガ」を発行しているので、週末に原稿を書きます。先ほど「虫の目」「鳥の目」「魚の目」というタイトルで、【情報】の収集や分析、そして判断や決断についての文章を書きました。「虫の目」で多角的(複眼)に物事を捉え、それを俯瞰(高い位置)して「鳥の目」で「判断」をする。そして、潮の目や流

週末「禅語」1

若い頃、何の考えもなく「本」を読んでいたつもりなのですが、これくらいの年齢になって本棚を見返すと、そこにはやはりある傾向があるようです。【禅】と書かれた書籍の一群があって、ある日ぱらぱらとページをめくってみると、昔は「珍紛漢紛(ちんぷんかんぷん)」だった言葉に妙にひかれてしまいました。行雲流

魂の言葉

2011年11月の「とじき塾・経営者編」は、「横浜総合事務所」の泉敬介先生をお招きしてのセミナーでした。泉先生は私と「同級生」にあたる世代の方です。1956年、57年生まれというのは、1970年代を10代後半から20代前半として送っています。1970年代は、「学生運動が退潮し、赤軍が日本国内外で

自己責任時代

ここ数日、出張が続いていてHPの更新が遅れています。何とか時間をつくろうと思うのですが、なかなか厳しい綱渡りをしていて、情けない次第です。半年前に書いた文章を掲載します。【「自己責任時代」の到来】こんにちは。戸敷進一です。個人的に4年9ヶ月毎日書き続けた「

「人材(財)」と「労働力」

さまざまな組織と関わって確信しているのは、「組織は人」ということです。同地域で、同業種で、同程度の規模の組織でありながら、それぞれの企業に「個性」があるのは当たり前のことです。いわゆる、「成り立ち」や「社風」が違うので、それぞれに「個性」があります。それはそれで、違いがあってもいいのですが、こと

「情報共有」「情報展開」「情報計画」

企業組織とコミュニケーションが取れるようになると、「会議」への定期参加を要請されることがあります。「経営会議」「営業会議」「工程会議」「生産管理会議」「安全会議」「開発会議」「改善会議」・・・・。呼び名はさまざまですが、組織の【現在】と【これから】を本気で考えると、「会議のあり方」は、組織活性化の重

淘汰の最前線

数日前、旅先の日経新聞で「建設」に関わる記事を見て、目を剥いてしまいました。「建設業の再編支援 〜政府、地銀と連携〜」という記事でした。記事の詳細な内容はともかく、一言で言えば「M&A」を進めて、建設業の数を6〜7割ほど減らすという記事でした。まぁ、いつもの話なのですが、

本音を言えば ~怖い話~

いつもは、夜更けか深夜に文章を書くことが多いのですが、午後から少し時間が空いたので、「明るいうちに」HP更新をしておきます。中小企業の【組織活性化コンサルティング】を行うとき、コンサルタントサイドから考えるもっとも重要なことは「キーマン探し」です。「キーマン」とは、経営者以外に、本当にそ

働かない「日本人」?

11月3日は「文化の日」で【法定祝日】です。「文化の日」の趣旨は、「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ということで昭和23年に制定されました。もっともあまりにも古い時代の制定なので、休日の意味もよく分からなくなっているのが現状かもしれません。日本の法定祝日は、15日です。これに週休2

ソフトパッチ(soft patch)

いよいよ11月のスタートです。泣いても笑っても、激動の2011年は「あと2ヶ月」。それから先どんな世界が待ち構えているのか、【備え】だけは怠りたくないと思っています。昨日(10月31日・福岡版)の日経新聞の一面は、いささかショッキングな見出しでした。 【中小企業 海外へ集団進出 

「南相馬市」からの葉書

3.11以来、自分の人生や知り合いの人生が変わってしまったという人は少なくありません。直接的に、被災地に知り合いがいなくても日本に住んでいる以上、あの大震災と無縁ではありません。震災に加え、福島第一原発由来の「放射能」問題は、何一つ解決がついているわけではなく、今も放射能は1時間あたり10億ベク

11月の講演予定

11月1日(火)【主催】大分県 土木建築企画課【場所・時間】大分県日田総合庁舎 13:30~17:00【テーマ】実践的コスト管理セミナー11月9日(水)【主催】大分県 土木建築企画課【場所・時間】大分県宇佐商工会館 13:30~17:00【テーマ】実践的コスト管理セミナー

花束をもらう

 「仕事」をしている以上、いつもいいことばかりがあるわけではありません。特に「組織」の中に踏み込むことがある職業だけに、時に落ち込むことも少なくないのです。聞かなければ良かった話や見たくない場面に遭遇すると、気分が沈む。無論、専門家なので、かわし方やしのぎ方は知っているけれども、へこみが澱のように溜

ヒト!ヒト!ヒト!

「組織は、人である」とは言い古された言葉ですが、その言葉は本質なので、いつの時代にも変わることはありません。どんなに社会が成熟し、情報化が進んだとしても、それは変わりません。むしろ、人間が見えにくくなった現代において再び声高に唱えられるべき言葉でもあります。どんなに先進的な設備を揃えたところで、

いよいよ明日開催!【強い会社の強い幹部の育て方】 

【セミナー直前のご案内】全国各地のセミナーで人気テーマとなっております、「強い会社の強い幹部の育て方」セミナーがいよいよ明日開催されます。世の中は「乱世」だ、と言うけれど、その本当の意味を知っている「組織」は多くはありません。そして、どんなに世の中が「変化」しても、その変化に

9年間で「4万社」消滅!

週末出張が重なると、事務所に顔を出せません。よって、月曜日に事務所へ顔を出すと、郵便物と新聞が山積みになっています。今週も事務所へ行くと、資料がデスクの上に積み上げられていました。手早く目を通して、と思うのですが、「アナログ情報」はネットとは違い、奥行きがあるので、ついつい読み込んで

必ずやる!できるまでやる!

組織が、ある地点から「変化」を始めたとして、ひとつの到達点は【自分たちの言葉で組織に語りかけたとき】です。継続して組織と付き合っていると、「変化」の量や質が良く見えます。ようやく重い腰を持ち上げたとき。かなりしんどい思いで悪戦苦闘している時期。案外簡単にことが運びすぎて、有頂天に

意識の「方向」と「枠」

九州という「田舎」に住んでいると、人の向いている方向がよく見えます。一般的に九州人は、東京を向いている。大阪ではなく、東京というところが鎌倉幕府以来、関東の御家人が九州に派遣されたという歴史的事実を踏まえているようです。坂東武者の「名こそ惜しけれ」といういさぎよさと、九州人のいい意味での「短

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