最近のテレビのCMを見ながら考えた。
突然「ゲームの宣伝」が出てくると、おじさんは思考は停止する。
架空の生き物が出てきて、声優がいきなりアニメさながらの感情移入で何事かを大声で叫び、最後に【検索】はこちら、とやられると、何がなんだか分からないままに15秒が過ぎてゆく。
かなりどぎつい表現で、アニメ映像の男女がキスをして「今夜は帰さない・・・」などというモバイル恋愛ゲームも、思考停止になってしまう。恋愛はゲームの中でやるものではないような気がするのだが、おじさんの思考はおかしいのだろうか。
ビールの宣伝に出て叫んでいる女性の名前の見当がつかず「これ、だれ?」と尋ねると、家人が「山口智子」と答えた。
昔一世を風靡した女優だが、今頃いったいどうしたものかと考えていたら、何やらドラマで復活を図って「失敗」をしたらしい。視聴率がさっぱり上がらず惨敗という記事を見かけた。そういえば「鈴木保奈美」という女優も復活に失敗したようだし「中山美穂」も映画がコケた、と聞く。芸能分野はよくわからないが【昔の名前で食える】ほど甘いモノではないに違いない。途中で手を抜いておいて、結果だけ求めても手にはいらないのだろう。「小泉今日子」は似た世代のはずだが、彼女は途中で手を抜かなかったような気がするのだがいかがなものだろう。
「舘ひろし」が軽乗用車の宣伝に出て「ぐんだーん!」などと叫んでいるCMを見て頭を抱えた。
天下の「石原軍団」が軽乗用車の宣伝に出るとはいかがなものか?おまけに「舘ひろし」の「ぐんだーん」である。もうやめてくれ、と言いたくなるのは私くらいのものなのだろうか。
ちなみに「石原裕次郎」が死んだのは1987年のことで、今から26年前です。当然、30歳以下の世代は「石原裕次郎」を全く知らない。当然1989年に死んだ「美空ひばり」も知らない。おじさんの感覚と若い世代の感覚は、かくして大きくズレてゆく・・・。
当然、こうした「感覚のズレ」は組織の中に充満していて、日々様々な課題を組織の中で引き起こしているに違いない。
「おっさん」たちよ、若者と語れ!
若者と語らずして、時代は解析できないのだ!
「じじぃ」同士だけでが話しているから、人も育たず、ものも売れない!(反省中・・・)