深夜、半端ではなく霧深い「大分自動車道」を運転して帰ったら、思ったより疲れていて、風呂だけ済ませ、夜食も取らずに眠ったら、随分朝の目覚めがよろしい。
最近では、タバコをほとんど止めてしまった状態なので、目覚めがすこぶるいいのです。おかげで、朝は正常に空腹感があって、単身赴任ながらここひと月ほど毎日朝飯を作るようになりました。まったく無策のまま「消費増税案(消費増税を柱とする税と社会保障の一体改革関連法案)」が成立する朝です。朝食を済ませ、テレビニュースやネットニュースに眼を走らせると、「現代」という風景がよく見える記事が並んでいました。
一番笑ってしまったのは、この記事です。
「日本新聞協会は「現状(税率5%)以上の税率引き上げは、民主主義体制の維持と
発展に果たしてきた新聞の役割と公共性を損なう」として、新聞の税率引き上げに反対している」
散々財政危機や社会保障制度の不備を言い募り、ありとあらゆる場面で消費税引き上げの大合唱を続けてきた新聞社が、ことここに至って「自分たちだけは別だ!」と言い始めました。一般的には「二枚舌」というのですが、彼らはこう言い逃れをします。
「新聞や書籍の税率引き上げは「すべての国民が、等しく豊かな文字・活字文化の恵沢を
享受できる環境を整備すること」を掲げた文字・活字文化振興法の趣旨にも背く(声明文より)」
堂々と紙面の主張と違うことを宣言する新聞社の姿を見て、なんともはや、すごい国に住んでいるのだな、と実感します。
こんなニュースもありました。
ウィニーの訴訟で弁護人を務めた壇弁護士 「(ユーチューブやニコニコ動画)再生だけで摘発される可能性もある」
「海賊版」と知りながら音楽や動画をインターネットからダウンロードする行為に
「2年以下の懲役、または200万円以下の罰金」を科す改正著作権法が国会で成立した事に関するニュースです。
一般的に動画再生時には、効率化のためにデータが一時的に「キャッシュ」として保存され、動画サイト「ユーチューブ」「ニコニコ動画」では動画を一時ファイルとして保存しながら再生するので、違法ダウンロードを行ってるというのです。パソコンやタブレットや携帯電話が普及している現代において、この時代錯誤は何事なのでしょう。著作権保護の掛け声の下、時代逆行とIT技術停滞を進めているようです。
こんな記事も声を上げて笑いました。
「日本でレバ刺しが禁止される7月1日から、米カリフォルニア州のレストランでは世界3大珍味の一つ フォアグラが出せなくなる。カモやガチョウに強制的にえさを詰め込む飼育法が「残虐」だとの批判を 受けて成立した州法が施行されるためだ」
さて、世界中で食い物を自分で選ぶ自由が失われているようです。
世界は矛盾に満ちています。それが前提です。
そして、その前提のもとでは【自己責任】が条件です。
国が守ってくれません。自治体が守ってくれません。マスコミなどという架空のものが自分たちを守ってくれるわけではありません。まず、所属する「組織」をいかに守るか。今考えるべきはそれでしょうか。所属する「組織」が壊れたら、「個人」がも守れなくなります。
さて、「国家が腐り」「自治体が腐り」「マスコミが腐り」ました。ため息などをついている暇はありませんぞ!クズを当てにせず、自分の身は自分で守ることをもう一度言い聞かせましょう。そして、仲間を募り、「軽やかにスキップ踏んで」前に進みましょう。
額にシワを寄せて、腕組みをして、難しいことを言い募る連中など置いてけぼりにして行けばよろしい。グローバリズムが極度に進んだ現代では、どこの国に逃げても一緒なのです。今この場で、明るく「戦うこと」が明日を切り開く原動力になります。
皆様、変な情報に踊らされて、暗い気分にならないように!
(原発に関しても興味深い記事を見つけましたが、これは別のブログを立ち上げましたので、そちらでご報告します)