とじき雑感

真夜中の「日田」

    17日の深夜、九州の「大分自動車道路」を、大分方面から鳥栖(佐賀県)方面へ向かっていると、【耶馬溪(やばけい)】から【日田】へ入ったあたりで、異様な光景を目にしました。数台の大型クレーンに巨大な白色電球が取り付けられ、高速道路の右側を煌々と照らしていました。
    九州の西部地域は、7月3日と16日、「今までに体験したことないような豪雨」に見舞われ、多くの地域で甚大な被害を被りました。1時間あたり100ミリを超える降水量を、土木の設計では想定していません。一般的に「50年に一度」などという災害想定を設計段階ではしないのです。そうした現象が起きたときは「しょうがない」と考えるのです。最大被害を考えた設計では、予算がいくらあっても足りないからです。

    深夜、100キロを超えるスピードで高速道路を走りながら、おそらく「災害復旧」を急ぐための巨大な光を見て胸が痛みました。その光の下で、応急復旧が進んでいるのでしょう。
    日田のダンディこと、小野先生の事務所では「118センチ」の床上浸水でした。

    今日の夕方、九州北部では、台風7号の影響を受けそうです。

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