組織活性化コラム

横浜総合事務所 経営塾 ~清風熱風~

    悔しいのは「髪の毛」です。同い年なのに、私より髪の毛があって、どう考えても若く見える。もうひとつ悔しいのはいつの間にか「禁煙」をしてしまったことです。私が喫煙に関して、四苦八苦している間に、あっさりと禁煙してしまった。それも、60歳までに「ヒマラヤ」に登るために禁煙ですから、「志」が少々違う。以前はセミナーや後継者塾の休憩時間に、喫煙所でごにょごにょといろんな話をしてくれていたのに、最近はまったく付き合ってくれない。これだけでも相当悔しいのに、数ヶ月ぶりに会ったら、一段とスリムになっていて明らかに本格的に体を鍛えているのが良く分かる。実に、悔しい・・・・。

    誰の話かといえば、【横浜総合事務所】の泉先生のことです。
    2月17日(金)は、その横総の「経営塾」で講師をしてきました。先生との約束で、年に2回は横総で講師をさせて頂ける。
    大都市横浜で話が出来るのは実に有難い。神奈川県の人口は9,060,257人、人口密度は3750人/Km2(2012年1月1日現在)。横浜市の人口は3,691,240人、人口密度は8,440人/km²(同)です。九州全体で人口13,177,362人、人口密度で312人/km²ですから、随分と趣が違います。九州では都会と思われている福岡県ですら人口5,081,731人、人口密度1,020人/km²。福岡市で人口1,482,082人、人口密度4,340人/km²なのです。私の中で、「都市と地方」を考える上でこれほど分かりやすく比較できる場所はありません。
    経営塾の講師以外に、ご紹介いただいた企業様へ行くたびに「経営環境の違い」についていつも考えさせられます。
    地方は「需要」が少ないために苦労をします。都会は「需要」はあるのだけれど「ライバル」が多くて苦戦します。相互の特質の違いの中に、組織改善を推し進めるたくさんの鍵が潜んでいます。どのように仕事を確保するかに関しては地方が貪欲であり、ライバルと差をつけるための情報や技術に関しては都会の方が進んでいます。逆に言えば、地方は情報やスキルに関して鈍感で、都会には、何が何でもというがむしゃらさに欠ける、ということがいえるかもしれません。これに、北海道、東北という田舎と、中部や近畿という町と、その中間層にありそうな四国を含む中間層を考え合わせると、おぼろげながらそれぞれの組織の進むべき道筋が見えてくる。

    その意味で、「横浜行き」は毎回実に刺激的です。
    そして、横浜総合事務所が「面白い」!!平均年齢は、33歳ですが、泉先生をはじめとする数人のベテラン(?)を除くと、平均年齢28歳前後くらいの組織です。ということは、一般的に「若い」!若いので心配事はあるのでしょうが、それ以上に「可能性の塊」のような組織です。横浜・日本大通にあるオフィスのドアを開けた瞬間から、その可能性の風が吹き付けてくるように感じるのは毎回のことです。
    経営塾では、昨今の経営環境の変化と私の「ドメイン」である【組織活性化】の重要性について話をさせて頂きました。博多を出発する前夜、敬愛する泉先生の顔が浮かんだので、送付したセミナーレジュメに新しい「図表」をつけて、利益と人財育成の関係を示したページを追加しました。その話をセミナーの最中にしているとき、後ろで泉先生が大きく頷いているのに気付きました。

    経営塾が終わった後の懇親会(写真あり!)にも多くの方が見えられていました。すでに何度も顔を合わせている方々なので、私に問いかけられる質問も具体的で鋭い。昨年、半日全社員勉強会をさせて頂いた企業様は、今年も呼んで頂けることになりました。今回経営塾が始まる前にお伺いした企業には早いうちに提案書を出さなければなりません。都会・地方を問わず、組織活性化は急務なのです。

    朝、9時から夜9時まで、しゃべりっぱなしで、元町中華街の宿泊先ホテルに帰り着いた時は「ヘロヘロ」になっていました。寝る前に日記風の手帳に大きく【清風熱風】と書いておきました。この4文字でいつでもこの日のことは思い出せそうです。
    泉先生、横浜総合事務所のスタッフの皆さん、参加者の皆さん、ありがとうございました。またお会いできる日を楽しみにしております。

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