コラム組織活性化関連のコラムです

「正義」の人

「組織活性化プログラム」は弊社が勧めるプロジェクト型のコンサルティングです。プロジェクトなので、当然「リーダー」を決めなければなりません。ある日、久留米の企業トップと誰をリーダーにすべきかの打合せをしている最中に「正義の人をリーダーに据えたい」という発言をされました。思わず手帳にその言葉を書

15年の意味を考える

昨年の年末。隔週でお届けしている2014年最後のメルマガ「南風通信」を書き上げました。2015年について書きながら「15年間」という時間の流れについて改めて考えました。一般的に人は、5年先10年先というものの考え方をしますが、人生を考える時、ほんとうに重要な時間の単位は「15年間」なのではないかと思

商売と経営 〜人は育っているか?〜

ある日、遠慮のない間柄の経営者たちと飲んでいる最 中に、ふたつ年上の社長がこう言いました。 「戸敷!商売と経営の違いを 500 字以内で説明しろ!」酒が入っているのでえらく威勢がいい。「500 字じゃ無理だ。2000 字位なら説明してもいい」こ

5S活動は組織活性化の入り口

「5S活動」とは、「整理・整頓・清掃・清潔・躾(しつけ)」という5つの要素を効果的に組織内に落とし込み、大きな時代変化の中で勝ち残っていくために行う【全社的取り組み】のことです。「片付けたくらいで会社が活性化するか?」などという言葉がどこからか聞こえてきそうですが、なかなかどうして、これをある程度ま

「場の力」を考える

講演やコンサルティングの現場で痛感するのは「場の力」です。まったく同じ話をするのだけれど、参加している人たちの姿勢や枠組みによって、浸透度や理解度がかなり違うことが少なくありません。駆け出しの頃は自分の力量の不足だと思っていたのですが、どうやらそれだけではなさそうです。例えば、企業内での研修

企業の寿命は23.6年? 〜危機意識の共有〜

企業の寿命は23,6年〜危機意識の共有〜15年ほど前、コンサルタントとして独立をして自分なりの勉強をしていた時、様々な資料で「企業の寿命は30年」という文言を目にしていました。なるほど、時代変化が早いので対応できなくなる期間がそれくらいなのかと思っていました。

NN構想首都圏 第3期「後継者塾」最終講習

首都圏のいくつかの会計事務所が共同開催する「後継者育成塾」の最終回へ行ってきました。一昨年の5月からスタートし、今回が12回目です。つまり2年をかけてちゃんとした経営に関する教育を行おうという本格的な育成研修です。人は短兵急に育つものではなく、きちんと育成するとすれば時間を必要とします。その意味

「価値観」の共有と「離職率」

足利銀行のシンクタンク、あしぎん総合研究所の「新入社員意識調査」というレポートを読みました。新入社員への働く目的に対する質問でもっとも多かった回答は「収入を得ること」で、前年と比較して大幅に伸び、76.2%だったそうです。次いで「自己の人間的成長」(42.7%)、「社会の一員として社会へ貢献すること

「うちでは!」「自分は!」

「極東(Far East)」と言う言葉は、もっと一般的に知られるべきことではないかと思います。〜ヨーロッパ・アメリカ及び経度から見て、最も東方を指す地政学あるいは国際政治学上の地理区分。中国の甘粛省や四川省から極東ロシア、朝鮮半島、台湾、日本にかけての地域を指す。 古来、ヨーロッパではその東

教えざる罪

私の周辺での声ですが、1956年、昭和31年前後生まれの世代はちょっと変らしい。ひと言で言うと【個性的】、別の言い方では「頑固」「無茶」「いいかげん」・・・。うーん、該当者としては反論したいところもありますが、いかんせん「横浜のI先生」「大分のK社長」宮崎のH社長」「宮崎のO社長」などの顔を

中国人の親子 〜bon voyage〜

このところ、中国の観光客が多い。旧正月は終わったはずなのだが、それでも福岡市内のあちこちで中国人旅行客の姿を見つけます。特に弊社のある博多区は、神社仏閣を始め古い建物が多いため、かなり狭い路地にまでカメラを持った中国人がいる。数年前は驚いたりしていたが、最近では日常的な風景になりつつあります。

思考の「補助線」

【今週の言葉】・・・ 思考の「補助線」長くコラムを休んでいたので、とじきは遊んでいるのではないか、という悪い評判を聞きました。つまり「発信」をしていないので、本来の【仕事】をしていないというのです。古いお付き合いのある社長からはわざわざメールまで頂いて注意された。いろいろ事情はあるのです

【馬鹿基準】との闘い!〜戦闘開始宣言〜

今年の年始の話です。 三重県の高速道路の主要なパーキングエリアやサービスエリアが、3日から4日の未明まで約70キロに渡り閉鎖された、というニュースが流れました。今年は4日が日曜日だったので、帰省帰りのピークです。その理由は、毎年恒例の暴走族の新年集会を警戒して、三重県警と高速道路を管理する中日本高速

仏の魂、組織の使命

仏の「魂」、組織の「使命」ある自動車関連の業界の集まりで、組織活性化の勉強会を開催したいということで講師の仕事をしてきました。参加者は経営者だけではなく社員さん方も多く入っていたので、レジュメもいつも使うものから何枚か差し替え、分かりやすい仕様のものにして準備をして出かけました。研修

「風景」の変わり目

6月も30日、最終日です。いよいよ、2014年も「折り返し地点」です。今年は前半戦に個人的なことながら様々なことがあって、リズムが狂ってしまいました。別段、落ち込んだりはしていないのですが、とにかくリズムがおかしい。周りがテンポを上げる時に、ワンテンポ遅れる。追いついたと思っても、どこかでそれに

身罷るは世の常なれど・・・

3月から5月にかけて、立て続けに身内や親しい人の死去を迎えました。従姉妹と義母と家族ぐるみで親しくしていた友人の奥さんだったのですが、どれも突然の死だったので、驚くと同時に、ある種の悔いに似た「無念」が残りました。身罷るは世の常なれど、残されし者の空虚さはいささか深い。先週ようやく5

曖昧さとの戦い

個人的に、ソチ冬季オリンピックが終わってからテレビの位置を変えて、なるべくテレビを見ない環境を整えました。代わりに今までテレビのあった場所にスピーカーを置き直し、パソコンやタブレットの「ネットラジオ環境」を整えました。そうなるとまぁ本をよく読むようになります。メモもきちんと取るようになります。当然、

マネジメントの定義と課題

昨年一年間、平均年齢28歳という若い世代で構成された組織と付き合いました。特に23歳という、大学を出たばかりの若者たちとの関わりから、教えられることが多くありました。もちろん、ショックを受けることも、頭にくることも少なくなかったのですが、組織における「世代」について考える機会をもらいました。「2

選択肢と価値観

最近、少々困ってしまうのは「時代に合わなくなったこと」に気付かない経営トップたちが、若者を追い出し始めているシーンを何度か目撃することです。「辞めてしまえ!」「辞めても構わんぞ!」目の前でそうした発言を聞くと、相当胸が痛む。客観的に見て、正しい発言をしているのは若者の方なのです。しかしな

暴風警報 発令!

3月19日の朝、ネットニュースを見て驚いた。金融庁が、中小企業金融円滑化法の方針を「返済猶予」から「廃業勧告」へ舵を切り直すという日経の記事でした。相当に厳しい基準で企業経営を見直し、再生の見込みのない企業は休廃業させるという内容です。以前から、こうした状況になることは分かっていましたが、正

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