コラム組織活性化関連のコラムです

後継者の条件

最近「後継者」にまつわる講演依頼が多い。理由は簡単です。時代変化が余りにも早く、かつ質の変化まで伴っているため、従来の「経験知」を重視した「後継者」育成では、間に合わなくなっているのです。かつて若い頃に小さな会社の後継者として組織の中にいた経験と、その頃の友人たちの多くが後継者を経て経営トッ

「世界にひとつ?」

「他人と比較することに、意味はないと思う」ある時、そんな言葉をかけられた。なるほど、確かにすべての事について、人間は自分が主体なので、他人と何ものかを比較しても意味はない。しかしながら、それは当たり前のことなので、改めて口に出して言うことでもない。それでも、静かに話を聴いていたのは、

2種類の「ベテラン」〜ベテランの定義〜

怖い文章を見つけました。「管理者側がベテランに遠慮して実質的に監督不在の状態が生じると、その環境がベテラン側の意識にも影響を与え、ベテランの間に二極化現象が発生する。現場のリーダーとしての責任感を抱いて技能にさらに磨きをかけるタイプと、ベテランとしての地位に安住して向上心を失

「まだ7割」「あと3割」

本を読むときに、細切れ時間を使うので、本当は大事なことだったのに、思わず読み飛ばしてしまうことがあります。あとから考えたり、読み直したりすれば結構重要なことだったことがわかるのに、そのときは読み飛ばしてしまう・・・。「まだ7割」「あと3割」という話も、最初は読み飛ばしていました。

「意思決定速度」の遅さ

最近の風潮を考えると、表題の様なことになるだろうか。もちろんこれは、自分自身の反省も含まれていることを言っておかなければなりません。国も自治体も組織も個人も、「意思決定速度」が遅いために「後手」を踏んでいる怖れがある。時代変化の速度が上がっているのだから、相対として「意思決定速度」を上げなけ

組織の中の「大人(おとな)」 〜幹部の本当の役割〜

「大人」といっても、成人のことを言っているのではありません。組織の中の「要素」としての「大人」の話です。組織の中に「大人」がいるかいないかはかなり重要な問題です。「大人」とは、物事を見る時に「適切な距離感」を持っているかどうかということです。時折、部下と一緒に大騒ぎを始める幹部を見かけます。組織の中

「否定語」から入る人々

ごくまれに(?)「否定語」からすべてを始める人がいる。「それは無理だ」「それは出来ない」「それはもう遅い」「それは無茶だ」「暇がない」「金がない」「意味がない」「田舎だから」「女(男)だから」「若すぎる」「歳なので」「前例がない」・・・・これでもか

ただひたすらに「当事者意識!」

企業を訪問して、その企業の力量を推し量る「要素」はいくつかあります。「組織が明るいかどうか」という事は、関わる当初は大きな関心事となる。経験的に「暗い組織」で伸びたためしがなく、コンサルティングのスタート地点をどこに定めるかの第一歩です。影響力の強い会長が居たり、組織の中のコミュニケーションがう

目指せ!「全国区!!」

「組織活性化活動」のひとつの目安は、【自分達の活動を、自分達の言葉で語れること】にあります。誰かの受け売りではなく、どこからの借り物ではなく、「自分達の言葉」で組織の中に語り出せた時、その組織は「次のステージ」に登ったと言ってもいいかもしれません。「組織活性化活動」のお手

「プロジェクト」はなぜ必要か?

Q)「「業務」から人は育たない、「プロジェクト」から育てろ!」とおっしゃっていますが、その意味を教えてください。A)多くの企業を訪問して、直接「幹部の方々」と話をする機会があるのですが、本当の意味で「幹部」なのかどうか、疑問に思うことが少なくありません。たとえば、会社の「長期借り入れの概算金

知らないあなたが悪いのよ!

数年前、「イオン」のある店舗で【店舗活性化活動】の仕事をさせてもらった。事前調査から初期の打ち合わせ段階で気付いたことがあった。「掲示物」がやたらに多いのである。関係者通用門から、事務所に向かう2階通路に、延々と「掲示物」がかけられている。その量は、半端ではなく、ものによっては3,4

「覚悟」の24分 ~5%の向こう側~

時代が大きく変わるとき、意識も大きく変える必要があります。時代変化が小さいときには「昨日はこうだった。今日もこうだ。だから明日もこうだろう」と、たかをくくっても良かったのだが、「昨日の常識は、今日の非常識。今日の非常識は、明日の常識」という激変の時代では、意識を変えなければ生

「船長」の出番

海が穏やかであれば「船長」の出番は少ない。「行先」は明らかで、なおかつ「旅程」にも余裕がある。「乗組員」の顔色は良く、「役割分担」もしっかりできている。いつものように船に乗り込み、所定の手続きさえ済ませてしまえば、あとは「オートマティック」に船は出港する。穏やかな海を渡るとき、「船内」に

組織のエネルギー

十数年間、全国の企業を訪問して感じるのは「組織のエネルギー」についてです。「組織のエネルギー」は、形がありません。大きさがありません。色も匂いもない。当然数量化できるものではありません。それでもその組織の傍らに立つと、間違いなく「感じられる」ものです。業種、業態、地域、事業規模に関わらず、そ

「転んで」覚える!

「頭で判っていても」ということはたくさんある。してはならないことを思わずしてしまう。しなくてはならないことをしない・・・・。頭では判っているのだけれど・・・。赤ん坊は、転んで歩き方を覚える。幼稚園生は、ひざ小僧をすりむいて、走り方を覚える。小学生は、鉄棒から落ちて、逆上が

「後輩」が育てる

ここ数週間、「各地」へ出かける仕事が続いています。ホームタウンは「福岡」なので、当然「新幹線」や「飛行機」を使います。つまり、【移動】を繰り返す。ありがたいことに【移動】しながら、さまざまな「風景」を眺めています。途中の流れる「風景」だけではなく、駅や空港や町々の「風景」を直接見ています。それも

セミナー予定 「組織活性化ベンチマーク・セミナー」開催

「組織を変えよう!」と思い立ち、さまざまな活動を始める時、当然「お手本」は必要です。何事も「独自」で方法や手法を編み出すことはなかなか困難です。ひょっとして【事例】がなければ、きっかけさえつかめないかもしれません。そして「活動」を始めてから必要なものが【ベンチマーク】です。自分達の「活動

「船長の孤独」「経営者の孤独」

企業は「船」に似ています。船をきちんと動かすためには、さまざまな機能が、正しく動く必要があります。航海士、機関長、甲板長、機関長などというそれぞれの専門家が部下を掌握してそれぞれの機能を担っています。この他にも、旅客船であればスチュワードやスチュワーデス、通信を担当する通信長、料理を担当

一日の「時間」配分

一日が24時間であることは、均等です。それをどのように使っているか、というのは、突き詰めると「個人」の判断ということになります。「仕事が忙しくて・・・・」と言ったところで、その仕事や職場を選んだのは自分である以上、やはり「個人」の問題です。NHKの調査によると、日本国民の時間配分

「誰が」言っているのか

 「先生、どうやって情報収集をすればいいんですか?」「んっ?何の話だい?」「最近は、新聞を読んでもテレビを観ても、どれが正しい情報なのかさっぱり見当がつかないんですよ。情報を知れば知るほど混乱してきます。正しい情報はどうやって手に入れればいいんですか?」「うーん、少し話が混乱して

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