毎月、博多で開催している「とじき塾」の今月のテーマは【5S活動を再考する】でした。
弊社の「改善倶楽部会員企業」は、すでに5S活動の仕組みを作り上げ、実践しているので、細々(こまごま)とした話は必要ありません。むしろ、今の地点からの「再スタート」すなわち「改善活動」のほうが重要です。
今回準備したのは「150枚」の改善写真でした。
製造系、販売系、サービス系、流通系の企業が実際に行なっている「改善」がわかる写真を見ていただき、自分たちの組織の現状と比較してなにものかを感じていただければと考えました。
実は、「改善」は「表示」に宿るのです。
様々な世代で構成され、様々な価値観が交錯する組織では
「それくらい言わなくたってわかるだろう!」
という言葉はタブーです。
50歳のおっさんの価値観と20歳の若者の「感性」は違うのです。50歳の専務が考えている「きちんと」と18歳の娘さんが考えている「きちんと」は違うのです。
そのためには、組織の中に「新たな共通語」が必要です。そして共通語は「表示」に宿ります。
2時間をかけて、150枚の「改善写真」を開示すると、会場内が一斉に静まり返りました。何しろ、各社の経営幹部や改善責任者たちが集まっているのです。一枚一枚の写真が示している「組織レベル」とそれらの組織が進もうとしている「方向」を理解できる人々たちの集まりなのです。
「改善倶楽部会員企業」さまの手元には、後日DVDが届きます。出来ればプロジェクタで大画面にして、全員で見ていただけると、新たな改善エネルギーが生まれてくるのではないでしょうか。「ドキリ」とするような写真のオンパレードです。
いつまでもいつまでも「初級編の改善」で留まっていてはいけません。
次のステージを目指しましょう。
参加者の皆様、ありがとうございました。