とじき雑感

遠くをはかる者

    昔の人の言葉です。

    遠くをはかる者は富み
    近くをはかる者は貧す

    それ遠くをはかる者は百年のために杉苗を植う
    まして春まきて秋実る物においてをや
    ゆえに富有なり

    近くをはかる者は春植えて秋実る物をも尚遠しとして植えず
    唯眼前の利に迷うてまかずして取り
    植えずして刈り取る事のみ目につく
    故に貧窮す

    【二宮尊徳】

    二宮尊徳は、江戸時代後期の人ですが、その言葉は、今の時代にも響きます。

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