「組織活性化活動」の実践企業に、活動プロセスと現段階での達成状況の説明をしてもらいました。
発表の場所は毎月博多で開催している【とじき塾】の幹部編と経営者編でした。
午前の部は、佐賀県の企業でした。
昨年の6月から「組織活性化活動」に取り組み、一年間の組織変化と利益変化について率直に説明してもらいました。 結論から言えば、売上高で「+19%」、利益高で「+98%」という利益変化を成し遂げているのですが、その背後にある組織変化には「本気の実践」があったことがよく分かりました。
【認識〜5S活動〜絶対利益管理〜改善活動】という現場サイド(下流)のODCAと「経営計画〜予実管理」 という経営サイド(上流)のPDCAサイクルが噛み合えば、もともと資質のある組織なので、これくらいの結果は一年できちんと出せるのです。
「5S活動などをやって利益が出るのか?」
という質問に対して
「それぐらいのことが出来ないようでは利益は出ませんよ」
などという発言は絶対にしない。
5S活動をやったことに意味があるのではなく、それが組織変化に必要だと組織の多くの人たちが気づいたことに変化の鍵があり、その結果「利益」の概念や管理方法がおかしいことに気付き、行動が変化したことによって利益拡大が図れたのです。もちろんその変化の道筋は平坦であったわけではありません。組織の内部からの反発や関連企業からの不満、方向性への懐疑、独自路線を突き進むことの孤独など数えきれないほどの組織的葛藤が経営者や幹部の悩みはありました。
しかしながら、ただ一点【実践する!】という行動でその壁や課題を乗り越え、圧倒的な「利益」を導き出しているのです。
利益が出ている組織の話をした時の反応は二通りです。
「うらやましいけど、他人の話」
「自社に置換えて、動こうとする」
弊社(経営改善支援センター)の改善クラブ会員企業へは来週あたり「とじき塾DVD」が届きます。レジュメも弊社HPよりダウンロード出来ますので、ぜひ社員の方々の研修で活用して下さい。 実践こそ命です。