とじき雑感

残暑お見舞い申し上げます

    すでに「立秋」を過ぎたので、暦の上では秋なので「残暑お見舞い」になります。
    しかしながら、ここ数日の「残暑」はものの程度を知らず。かなり厳しい。福岡では連日35度を超える猛暑日が続き、9日は太宰府で37度を超えていました。さすがにこのくらいの気温で外にいると、体調によろしくない。週に何回か「自転車通勤」をするのですが、時折冗談ではなく【命の危険】を感じることがあります。もっとも、今年の後半戦の個人目標が「7Kg減量」なので、【命の危険】など省みる暇もありませんが・・・。

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    「最近の傾向は、従来の概念が通用しなくなったということです」

    というのは、経営評論家や経済評論家ではなく気象予報士です。西日本の猛暑と東日本の豪雨について語るとき、彼らはそうした表現を使うようになりました。

     

    【従来の概念】が通用しなくなるのは、いつの時代にもあることです。ことさらそのことについて大声を上げる必要はありません。しかしながら少々「速度が上がっている」ことについては指摘しておかなければなりません。
    「変化」は最初、兆しとしてゆっくりと立ち上がったように見えます。気づいた時にはそこにあるわけですから、本当は随分前から変化しているのですが、立ち上がった時には数が少ないので動きとしてゆっくり見えてします。そしてその変化が少しずつ数を増し、ある「沸点」を超えた時にその変化は加速します。最近では、情報の量と伝達手段が相当に発達しているので、瞬く間に目の前の風景が変わります。
    ワープロ専用機からパソコンへの変化、1996年からの携帯電話の普及と昨今のスマホの普及、ニートの発生や非正規雇用者数の増加、結婚しない若者の増加や生涯未婚率の急上昇。出生者数と死者数の差は、年間30万人近くに上り、毎日のように死人が増えている現状・・・。
    レギュラーガソリンの全国平均価格が160円を超えているので、これ以上価格が上昇すれば普通の車は売れず「ハイブリット車」や「電気自動車」「軽乗用車」が脚光を浴びるのかもしれません。福島第1原発の汚染水の海洋汚染が国際的に批判され始めた時、国内や国外でどんな動きが起こるのかどうか。漏れ聞こえてくる様々な被災地での現状が表に現れてきた時、どんな流れが発生するのか。
    何よりも「米露首脳会談中止」という国際情勢の大きな動きをマスコミはトップ記事として扱わず、中国政府や韓国政府の発言もほとんど一般マスコミからは伝わって来ません。何やら大正時代の終わりから昭和のはじめにかけての緊張した国際関係が生まれているのですが、多くの国民はそれを知らされず、相変わらず芸人が出る「料理」と「健康」と「旅」の番組を見ながら笑い転げています。
    若者が「3ヶ月」や「3年」で職場を離れ、組織から若い世代が消えようとしています。若い世代は、全く新しいビジネスモデルを構築して、時代の中へ切り込んでいるのですが、多くの年寄りはそうした動きにも気づいていません。

    「天候」だけではないのです。

    「最近の傾向は、従来の概念が通用しなくなったということです」

    まだまだ暑い日が続きます。皆様、ご自愛くださいませ。
    ㈱経営改善支援センターは一週間ほどお休みをいただきます
    とじきはその間「体を鍛えて」きます。

    そうぞ、良い夏季休暇を。

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