とじき雑感

枝野幸男の「妄言」!

    戦後日本の最大の「間違い」は、教育において
    【人間は生まれながらにして平等だ!】
    と教えてしまったことにあります。
    正確には
    【人間は生まれながら平等であるべきだ!】
    と教えなければなりませんでした。

    なぜならば、人間が最初から平等であるわけはなく、背の高い人間もいれば背の低い人間もいる。頭のいい人間もいれば、頭の悪い人間もいる。運動が得意な人間もいれば低い人間もいる。醜男もいればイケメンもいるし、美人もいればブスもいる。あたりまえのことですが、人間は不平等に出来ていて、それを補うものは「努力」以外に何もありません。
    ところが、戦後日本社会の左掛かった人々が【生まれながらにして平等だ!】と叫び続けたために、何やら社会のほうが人間に合せなければならなくなった。貧乏をしている人には金をやる。母子家庭には金をやる。年をとったら年金を納めていなくても金をやる。そのうち働かない奴にまで金をやる。なぜならば【平等だ!】と叫んだために社会が悪であり、個人には責任などない、などと考える連中を増やしてしまったからです。
    「年金など収める必要はない。食えなくなったら生活保護を憂けりゃぁいい」
    などと平気でほざくガキどもを生み出した。母子家庭で必死で母親が働きながら子育てをしているかと思えば、特定の政党の地方政治家が自治体に圧力をかけ、自分たちの応援者たちに安易に生活保護を取らせて遊んで暮らせるようにしている、などという風景はいたるところに転がっている。
    運動会でかけっこの順位をつけるのは「平等に反する」ので、走ってきた児童をゴール手前で待ち構え、みんなが揃ったところで手をつないで「全員一等賞!」などという気の狂ったような事を左掛かった教員たちが平気で行ってきた。その馬鹿さ加減には言葉を失う。

    先日、枝野という民主党の幹事長が、福井県で記者団に向かっての発言記事を見て驚いた。

    〜安倍自民党の政策は基本的には競争政策だ。競争を加速すれば良くなるという、非常に時代遅れの 古い経済政策だ。競争政策というのは、要するに弱肉強食の弱い者は切り捨てるという政策だ。 第1次産業は、競争原理で弱い者を切り捨てるということでは社会は成り立たないというのが 我々の明確な立ち位置だ。弱肉強食の自民党農政か、それとも金目だけではない一次産業の 価値というものをしっかりと支える民主党かという非常に明確な対立軸。 これは今に始まったものではなく、一貫していると自負している。(朝日新聞)〜

    枝野幸男は50歳です。50面(づら)下げて、何を寝ぼけたことを言おうとしているのか。競争社会はだめだ。困っている人には金を配れ。競争はだめだから談合をしろ。調整型村社会が正しい・・・。そんな寝ぼけたことを彼は言っている。
    1955年の日本人の出国者数は38000人で、入国者数は 57000人です。2013年の日本人の出国者数は1747万人であり入国外国人数は1126万人なのです。すでに激しい国際競争の中で生きている国の政治家の発言として「競争社会の否定」は社会を知らない幼稚園生並みの発言です。競争社会で競争政策を取るのは当たり前の話です。

    左掛かった政治家の言葉の軽さは今に始まったことではありません。しかしながら、先日ある企業の無記名アンケートにこんなものがありました。

    「給料増やせ!残業減らせ!ボーナス上げろ!休暇を増やせ!会社の方針はみんなで話し合って決めろ!経営者は勝手に決めるな!・・・」

    このアンケートと、枝野という日本の政治家の発言はほぼ同じ程度におかしい。

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