とじき雑感

最近の若者(嬉!)

    昨日の長崎での講演の後、岩永会計事務所のK女史に、セミナーに参加した若手の社員さんたちの「感想」が知りたいというお願いをしました。一般の参加者以外に、多くの会計人も来ていて、若者たちの「レベル」と「意識の在処(ありどころ)」を知りたいと思ったからでした。
    広い会場だったので、後ろに座った主催者側の若手の人たちの表情までは見えませんでした。私としては、2時間の間「ストレート」だけを投げ続けたようなセミナー内容が若い世代にどのように伝わっているかは大いに興味のあるところでした。

    夕方、早速届いた「感想文」を読むと、何やら最近の若い人たちの「感性のかけら」くらいは見えたような気がしました。業界柄、綺麗な表現を使いすぎているところは差っ引いても、やはりそれなりの「人材」がいるのだと思いました。

    無許可ながら、勝手に「感想文」を幾つかご紹介!
    うーん、若者、万歳!!

    H25.3.27 IG経営塾セミナー『組織を創る!』感想

    ●今日のIG経営塾セミナーは戸敷先生が講師という事で、毎回話しを聞く度に異なる情報や新しい情報が聞けるので、自分自身も聞いていて飽きない講義内容でした。今日のセミナーで特に印象に残ったのは、根と幹と枝の話で、自分がどの立場にあるべきなのかを考えさせられました。組織の中ではある程度現場を任されているので枝・葉という役割だとは思うのですが、そこから根元に近い幹という部分で、現場を守りながら組織も守るという役割意識へのシフトも求められていると感じ、目先ではなく、冷静に全体を見る・考えるという事を養っていきます。かなり前に5S活動をしておりましたが、今はその意識が欠如しているために、机の中や机の下も荒れ放題の状態です。これが自らの仕事面におけるまずさを司っていますので、改めて、5S意識を持って、まずは身の回りの整理を行っていきます。

    ●組織=人 + 仕組み(システム)であり時代の流れ、スピード、手段にあった人や仕組みでないと成果がでないことを学びました。今回のお話の中で私が一番心に残ったのは『プロジェクトから人を育てる』ということでした。これは『 ”革新” を通して人は育つ』という主旨だと思います。自分の頭で考え、実行し、成果を出すことが必要だと実感いたしました。私自身も確定申告のリーダーをさせてもらい、その中で人材育成のことを考えさせられました。自分自身の成長もですし、メンバーの成長も同時に考えさせられました。ルーチンワークではなく、限られた時間の中で、高い目標の達成とその達成するまでにプロセスの中で得られる価値を考えると”プロジェクトから人を育てる”ことは人材育成から組織を創ることまで通ずることだと実感があります。そして有効だと思います。なので私もそのことを証明できる一人でありたいと思いました。成果が出るまで諦めず続けていく意志を持って、成長に繋げていきたいと思います。

     

    ●戸敷先生のお話の中で最も印象に残ったのは“ライバル”の捉え方についてです。建設業のライバルはヤマダ電機であることや、うどん屋の売上減の原因はコンビニであるお話をお聞きして、視野を広く持って正しく分析を行わなければ競合相手を見誤ってしまうのだと危機感を持つことができました。今はIT化やグローバル化が進んだことで想像もしないところに競合相手が出てくるのだと思います。業績の良し悪しを安易に景気のせいにせずに、本日お聞きしたお話を常に念頭に置いて、正しい判断ができるように勉強しなければいけないと思いました。また、CMやアマゾンなど身近な題材を取り上げられる先生のお話は大変分かりやすく、興味深く聴かせて頂きました。日常のあらゆることに対して単なる消費者であるだけでなく、ビジネスの視点で見ると仕事の質を上げるためのコツが沢山隠されていて、自分の仕事にも活かせるのではないかと思いました。そのような感覚を養いたいと思います。

    ●戸敷先生の講義の中で特に印象に残ったポイントとして、組織を形作っているのは人であるということと、人は変われるものだという信念を持っていらっしゃるということです。組織の力を集中すれば、いかなる現状にあろうともそれを打破できるという皮相的に見れば楽観論に聞こえることも、経験と実績に裏付けされたものであるから説得力がありました。また、関係性が壊れてしまうと、組織としての本来の力を発揮できないばかりか、組織としてもはや成立しないという点にもあらためて気づかされました。関係性を壊す最大の原因として、セクショナリズムを挙げておられたのも、部分最適に陥りやすい集団としての習性を見事に突いておられると感じました。簡明な言葉を使って、組織とは人であり、組織と人を結びつける仕組みが、その組織に対する信頼とロイヤリティを生むのだということも学ばせていただきました。ありがとうございました。

    ●私の中の5Sとは“整理整頓”が一番イメージが強く、整理整頓についてのお話がほとんどなのかと思いながら参加をしたのですが、全く違ったと思ったのが一番の感想です。TOYOTAの話、ヤマダ電機の話は身近でしたが、自分自身ではなぜ?という疑問を抱くことができておらず、考え方のレベルの低さを実感いたしました。今世の中で起こっていること、有名なことの裏付けを考え、なるほど!と思うことを増やし、そして何か自分に生かすことができないのかと考えられるようになりたいと思いました。またAmazonの話を聞いて、私の仕事にはスピードが欠けていると思いました。今日頼んだものが明日来るということは消費者にとってうれしく、安心であると思います。私が得たこの感情をお客様にフィードバックできるように成長しなければいけないと思いました。

     

     

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