一日が24時間であることは、均等です。
それをどのように使っているか、というのは、突き詰めると「個人」の判断ということになります。
「仕事が忙しくて・・・・」
と言ったところで、その仕事や職場を選んだのは自分である以上、やはり「個人」の問題です。
NHKの調査によると、日本国民の時間配分は
10時間3分 ・・・・ 必需行動
8時間36分 ・・・・ 拘束行動
4時間48分 ・・・・ 自由行動
33分 ・・・・ その他
となっています。
必需行動とは、「睡眠、食事、身の回りの用事、治療・静養」のことです。
拘束行動とは、「仕事関連、学業、家事、通勤・通学、社会参加」のことです。
自由行動とは、「レジャー活動、マスメディア接触、休息」です。
NHKの調査なので、「テレビ視聴時間」「ラジオ聴取時間」についての統計があります。
【テレビ聴取時間】
平日・・・・・3時間28分
土曜・・・・・3時間44分
日曜・・・・・4時間9分【ラジオ聴取時間】
国民平均・・・・・一日20分
さて、自分の日常生活と比較した時に、どんな感想を抱かれるだろうか。
では必需行動である【睡眠時間】はどうでしょうか。
【睡眠時間】
平日 ・・・・ 7時間14分
土曜 ・・・・ 7時間37分
日曜 ・・・・ 7時間59分
これも、自分と比較した時にいかがだろうか。
アメリカの市場調査会社GfK NOPの調査[1]によると、【本と新聞、雑誌など活字媒体】を読む時間の30カ国での平均時間は、週6.5時間です。
【上位5カ国】
インド ・・・・ 10.7時間
タイ ・・・・・・ 9.4時間
中国 ・・・・・・ 8.0時間
フィリピン ・・7.6時間
エジプト ・・・・7.5時間
日本は、下から2番目の29位で【4.1時間】ですから、上位国の半分以下という事になります。
「代わりに、日本ではインターネットなどの別のメディアに時間を費やしているのだ」
と思いがちですが、実際には、「台湾」が1位で「タイ」が2位、日本はインターネットも下位に沈んでいます。
読書に関する統計もあります。
読売新聞の「読書週間世論調査」によると
「月に一冊も本を読まない無読率」・・・・50%
(特に50歳以上の無読率は高く、年齢が上がるたびにその比率は高い)20代の無読率
1985年 ・・・・ 10%程度
2005年 ・・・・ 40%弱
なるほど、本を読まない「世代」が老若を問わず増えている。世界の基準からしても、読んではいないらしい。読書をしない理由の第1位は
「忙しい」
からだそうです。
一日が24時間であることは、均等です。
それをどのように使っているか、というのは、突き詰めると「個人」の判断ということになります・・・・・。
さて・・・・・。