〜人間は「思い込みの生き物」なので、時折、スケールを正しておかなければ、勘違いを始めます〜
という文章を以前書きました。
人間は「認識」の生き物ですから、絶えずそのスケールを「確認」しておかなければなりません。
自分が今どこにいるのか、という「位置」に関する「認識」はとても大事です。自分の「位置」が分からなければ相手の「位置」が分からない。「位置」が分からなければ、どこに行ったらいいのか、とどまっていた方がいいのかの判断もつかない。
日本の主要都市に関して「緯度」で表せば、
札幌市は、43.03度
秋田市は、39.43度
東京都は、35.41度
京都市は、35.00度
広島市は、34.23度
福岡市は、33.35度
宮崎市は、31.56度
那覇市は、26.13度
ということになります。
では、世界の主要都市との比較はどうなるか。
香港は、22.25度
北京は、39.55度
上海は、31.06度
台北は、25.02度
ニューデリーは、28.33度
カルカッタは、22.34度
バンコクは、13.45度
テヘランは、35.38度
バクダットは、33.19度
エルサレムは、31.48度
クウェートは、29.20度
ソウルは、37.32度
釜山は、35.08度
平城は、39.01度
モスクワは、55.44度
サンプトペテルブルグは、60.00度
ウラジオストックは、43.09度
プラハは、50.05度
ヘルシンキは、60.10度
コペンハーゲンは、55.42度
パリは、48.52度
ベルリンは、52.30度
アテネは、38.00度
ローマは、41.53度
ワルシャワは、52.15度
ロンドンは、51.30度
ニューヨークは、40.45度
ロサンゼルスは、34.01度
シカゴは、41.51度
サンフランシスコは、37.45度
ワシントンは、38.54度・・・・・
北半球を大まかに見てみると、こんな数字が現れてきます。
沖縄から北海道の網走まで旅をして、47都道府県すべてを回ってきた私は、日本の狭さと広さと、各地の風土や気性の違いを「認識」しています。当たり前のことですが、その多様性にいつも圧倒され続けています。
〜人間は「思い込みの生き物」なので、時折、スケールを正しておかなければ、勘違いを始めます〜
さて、【個人】の位置関係を明らかにしておかなくても大丈夫ですか?
【組織】の位置関係を明らかにしておかなくても大丈夫ですか?
自分の「位置」が分からなければ相手の「位置」が分からない。
「位置」が分からなければ、どこに行ったらいいのか、とどまっていた方がいいのかの判断もつかない・・・・。
最近は、ネットなどで「バーチャルかつ分かりやすい情報」があふれているので、「確認」するという当たり前の作業を省いてしまいがちです。人口や時間軸や位置関係は、自らの手で「確認」しなければなりません。
自分の言葉ではなく、誰かが言っていた言葉を安易に口にする若い世代が増えたように感じています。次世代を担う人財であるために、ぜひ自らの手で「スケール」を感じてください。