夕方からの「幹部会議」に、IGブレーンの野口社長と出かけてきました。
本年の4月ごろ、どうにも先行きが不透明で、早急な「対策」が必要だった組織です。幹部達を集め、現状を説明し、リストラを敢行し、経営計画の下方修正を行い、まさに「全社一丸」の戦いを半年続けてきました。仕組みを変え、「月次決算」を厳密に行い、決算に向けて、死に物狂いでした。
11月の決算でみると、下方修正ながら「黒字」が出て、計画値の98%達成までこぎつけていました。
冒頭、野口社長に
「残り3ヶ月間で、ここまでの状態まで持ってこれるとは、正直考えてもいませんでした」
と言わせるほどの、見事な追い込みぶりでした。
お付き合いを始めて、2年余りになりますが、もともと地力がある組織だったのです。力の方向と、組織内の基準を定めただけで、見違えるような組織になっています。
「幹部会」の冒頭で、専務が一番若いO君に声をかけると、全員が立ち上がり挨拶をしました。
「只今から、幹部会議を行います。よろしくお願いします!」
「よろしくお願いします!」
なんと、ついに「会議」の冒頭で、参加者全員が挨拶まで出来るようになりました。わずか20人足らずの組織ですが、ここまで来たかと思うと少々胸が熱くなる。大きな組織ならいざ知らず、この規模の組織では珍しいことでもあります。長くこの仕事をしながら、「全員が立ち上がり」きちんと「挨拶」から会議を始められる組織は、10社を切っています。
さて、新たな年度を迎えて、新しい挑戦が始まります。
皆様方の組織では、会議の冒頭の挨拶はいかがですか?
座ったまま?
「お疲れ様です」の一言?