組織活性化コラム

福岡県産業廃棄物協会 講演会

    主催者:福岡県産業廃棄物協会 収集運搬部会・建設部会合同研修
    場所 :福岡市 財団法人福岡県中小企業振興センター
    福岡県人口:507万人
    福岡県人口密度:1020人

     講演の依頼内容は「経営に関する内容で」ということでした。
    そうは言っても、対象は「建設」「解体」「収集運搬」などという業界の方々なので、私にしてみれば「身内の方々」という感じです。私は「一級土木施工管理技士」の資格を持っているし、「測量士」や「建設機械」の資格も持っている。「甲種火薬類取扱保安責任者」「酸素欠乏危険作業主任者」などという資格も持っているし、何よりも「解体工事施工技士」という少々マニアックな資格も持っている。「家屋解体」や「収集運搬」の仕事も実務として知っているので、講演が実にやりやすい。「経営の話」も他の業種に置き換える必要がないのです。つまり「生の言葉」で経営について語ることが出来る。

    建設業界、あるいはそこに近い業界の特徴は「知恵の塊(かたまり)」ということです。物づくりの現場では、時に知識よりも知恵が優先する。さまざまに異なった現場で物を作るので「経験」と「知恵」がなければ、現場を仕上げることが出来ないのです。職人やベテランが集まり、期間を定めて物を作る世界は、ある意味「骨太」な業界です。同時に、「経験」と「知恵」で生きてきたので、時代変化に弱い。長らく右肩上がりの状況が続いていたために、変化しづらい業界でもあります。

    世の中や時代の変化を、組織全員が理解している状態のことを「認識」と呼びます。
    組織が変化するときには、何らかのきっかけが必要ですが、それが「社長や専務の思いつき」であったり「どこかの会社の物まね」では本当の変化ができません。組織活性化は【させられる】ものではなく【するもの】なのです。つまり、組織の内側から立ち上がってくるエネルギーがなければ変わることが出来ないのです。
    講演では、「限界利益」の話や「5S活動」の技術的なテーマとともに、そのあたりの「変化させるセオリー」について丁寧に解説させていただきました。

    終了後の「懇親会」では、かなり突っ込んだご質問を頂き、私も大いに勉強させていただきました。
    部会長様からは、今後「シリーズ化」して話を聞きたい、というご提案も頂きました。
    参加された皆様、お疲れ様でした。博多での「経営相談」は無料ですので、ご遠慮なくお問い合わせください。
    M部会長様、「シリーズ化」よろしくお願いします(笑)

    関連記事

    TOP