なるべく、なるべく「客観的」でありたいと願いながら、思い込みが強いようで、あちこちで「怪我」をしてしまいます。
「思い込みの薄いコンサルタントなんているわけないでしょう。偏屈で根性の捻じ曲がった人間しかコンサルタントなんぞになるわけはないでしょうが!」
「うーん・・・・」
「もっとも、髪の薄いコンサルタントは良く知ってますけどね!」
私の周りは、ことの「本質」に関して容赦ない。
人口問題に関しては、コンサルタントになる前から興味があって、随分調べ続けてきました。国家や地域の基本は、その広さと人の数であり、そこをはずした「論議」は、感情論に過ぎず、まともに相手にする必要はありません。簡単に、ヨーロッパ諸国の社会制度を絶賛し、日本を罵倒する「元国会議員の女性大学教授」の話をまったく信用しないのは、極端な人口の少なさや徴兵制殿の存在を「隠して」世間をたぶらかしているからです。
と、書きかけて、「偏屈で根性の捻じ曲がった人間しかコンサルタントなんぞになるわけはないでしょうが!」という周囲の言葉が信憑性を持ち始めるような・・・・。
人口に関しても、少々思い込みがありました。若い世代が少なくて、団塊の世代は大幅に多い、と思っていました。
果たしてそうなのだろうか・・・・・。
ある日、そう思って人口を調べてみました。
20代、30代・・・・・3082万人
40代、50代・・・・・3597万人
60代、70代・・・・・3080万人
おやぁ、500万人くらいしか違わない・・・・。イメージでは1000万人単位で違うのかと思っていたら、福岡県くらいの人口分しか違わない。どうも、思い込みを修正する必要があるようです。
それにしては、日本のさまざまな方向性が「老人向け」になっているのはどうしたことだろう。と考えて、年代別の選挙に関する投票率を調べてみて合点しました。
20代・・・・・43%
30代・・・・・56%
40代・・・・・69%
50代・・・・・75%
60代・・・・・83%
70代・・・・・81%
じじい達は、若者の倍くらい熱心に選挙に通っている。
「だから、若者はもっと政治に興味を持って選挙に行こう!」
などとは、考えないというところが、少々根性が捻じ曲がっている。
「そうだ。国や政治家を当てにするのは止めようぜ。じじい共に合わせる必要なんざありゃしねぇ。【自分の身は自分で守る!】それが正しい!それぞれのフィールドで頑張ればいい」
次世代を担う若者達の「無関心」にすら「無関心」な社会に、何を期待しろというのだろう。個人の意識の変革なしに、社会は変わらない。もしかすると、若い人たちは、すでに意識の変革を済ませてしまったのかもしれない・・・・。
「思い込み」の修正をしながら、また新たな「思い込み」をし始めている私・・・・・。
反省の日々は続く・・・。