博多駅周辺の信号システムが、昨年末に変更になりました。博多駅北側の交差点が「歩車分離方式」といういわゆるスクランブル交差点になったのです。国道3号線から博多駅に入ってくる車両や大博通りに抜ける車で交通量の多い交差点で、曜日や時間帯によっては渋滞する場所でもあります。
年末のある日、マンションから車で出掛け、いつもの角を「右折」をしようと思ったらずらりと車が並んでいてまったく大通りに出られません。向かい側からくる車も「左折」ができず後ろに車が溜まっている。渋滞している車列をのぞき込むと、信号2つ分くらい車が並んでいました。しばらく「右折箇所」で待っていたのですが、博多駅北側の信号が変わっても車列がまったく途切れず「右折」できないのでした。そのうちに私の車の後ろにも車が並んでしまいました。
しょうがないので「左折」して遠回りをしてオフィスに向かいました。
いつもならどんなに道路が混んでいても15分くらいでオフィスに到着するのですが、左折して、橋を渡って、国道3号線に出て、渋滞する道路を使ったので55分かかりました。博多駅北側の交差点がスクランブル交差点になったために、信号の待ち時間が極端に長くなり、各所で「新渋滞」が発生したのでした。
マンションからオフィスまでは現在
【歩いて20分、自転車で10分、車で55分】です。
「信号」は社会のルールです。ルールなので守らなければなりません。ではそれを守りつつ、今までのような状態で生活をしようと思うならば、いくつかのことを修正しなければなりません。
「車を使う日は、今までより早く、午前7時前に出かける」
「借りている駐車場を交差点の向こう側に変える」
「車を一切使わず、すべて公共交通機関を利用する」
「いっそのこと住んでいるマンションを変わる」・・・
さて、経営の世界でも突然「ルール」が変わる、ということがあります。半年や一年くらいの猶予はあるにしろ、絶えず「ルール変更」は頭のどこかに入れておかなければなりません。理不尽だろうが何だろうが、枠組みの変更は避けられないのです。
「ちくしょう!マンションを変わっちまおうか・・・」
交差点がスクランブルになってから、ずいぶん住みにくくなりました。ドライバーたちの評判も最悪です。信号の変わるタイミングがおかしいせいで、同時赤になった時に交差点に取り残されるバスや車が続出して歩行者がずいぶん危険な状況です。特に高齢者は短い同時赤の時間内では長い斜めの距離を渡り切れないのです。
「ちくしょう!マンションを変わっちまおうか・・・」
たかが信号システムが変わったくらいで、本気でそんなことを考えています。
突然の「ルール変更」に対しては、頭にきたほうが負けなのですが・・・。