とじき雑感

キックオフ3連発+1!

    「組織活性化プロジェクト」とは、時代変化の中で日々顕在化する組織課題を一度棚卸して、【組織体質】を変えて、【戦える組織】を創る活動です。

     

    th_スクリーンショット 2013-07-04 0.03.08何しろ、時代変化の速度と質が大きく変わっている。 単に新しい商品やサービスが早いサイクルで出まわっているだけではなく、人口減少や情報格差などという時代背景が重なり、ライバルの姿が従来とは違う。
    例えば「ヤマダ電機」がリフォーム業界へ乗り込んだり、「コンビニ」がイートインという仕組みを使って外食産業へ職種を伸ばしている。目に見えにくい所で「ネット」と「流通業界」が深く結びつき、アマゾンに代表される多くのネット企業が境界線を次々と乗り越えて来た。 組織としてはなんとか手を打たなければならないのだが、そうした変化を予想していなかったので、どのように手を打てばいいのかが分からない。長く「右肩が上がる」という環境の中で教育を受け来たので、逆風や乱気流に巻き込まれた時に棒立ちになってしまう。誰かがこうしなさい!と言ってくれればいいのだが、地域や業界が違う以上、どこにも【正解】はありません。自らが能力を引き上げ行く道を切り開く以外に道筋はありません。

    これが「個人の世界」ならば【意識】を変えるだけで一変します。
    「今日から・・・」
    「明日から・・」
    と思い定め、個人的に必死になれば現状を変えることができます。 しかしながら、相手が【組織】になると【意識】を変えるだけでは変化することができません。組織には様々な世代と価値観があって、それを一つにまとめるのは容易ではないのです。
    65歳の社長と18歳の娘さんが組織の中にいる姿をリアルに想像していただきたい。「じいちゃんと孫娘の世界」です。じいちゃんは若い娘だからしょうがない、と考え孫娘はじいちゃんの話なので我慢しているという風景です。その曖昧さが、20代の若者に伝染し、30代のいい加減さにつながり、40代50代の意欲の無さにつながっているのですが、多くの組織ではそのことに気づいていません。つまり、組織に【緊張感】がない。とにかく給料が貰えればいい、という程度の意識で動いているので、たやすく「ライバル」たちにエリアを侵食され、売上や利益を奪われている・・・。

    こうなると単に「言葉」や「叱咤」だけでは組織は変われません。ましてや「根性論」では人が離れてゆく時代です。 そのために「組織活性化活動」を行います。 そのための「キックオフ」講演を、週末から「3連発」でやってきました。入り口を整え、方向を定め、速度を調整しながらゴールを3社は目指します。3社とも大いなる可能性を感じさせる組織でした。
    そして、今日はコンサルティング先の「経営計画発表会」でした。なんと、平均年齢28歳の実に若々しい組織です。

    多くの組織が、新しい世界を目指して変化しようとしています。

    さて、私もうかうかしていられない。

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