常識を疑え!

リンゲルマンの「綱引き実験」

     

    毎週月曜日、恐れも知らず「手書きのFAX通信」【とじきレポート】を発行しています。

    今どき、「手書き」とはいささか時代遅れなのですが、そろそろ1年半になります。

     

    ある日、ある結婚式でご一緒した会計事務所の先生がいきなり

    「先日の綱引きの話はうちの事務所のことかと思っちゃいましたよ」

    と話されました。すぐに思い出せないのは、いろんなところでいろんなものを書いていているからです。何の話だったかを思い出したのは、披露宴が始まってからのことでした。

     

    一人で綱を引いた時、二人で綱を引いた時、以下同様に人数を増やしていった時、一人あたりの作業量はどのように発展していくかといった実験のことで「リンゲルマンの綱引き実験」と呼ばれます。

     

    一人で綱を引いた場合の力を100%とすると、

    二人で引くときには93%のちからしか出せない。

    更に三人だと85%、

    八人だと49%になってしまう。

     

    一般的に「社会的手抜き」と呼ばれる心理学用語です

    組織の中を見渡した時、随所に認められる現象かもしれません。

     

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