主催者:佐賀県中小企業家同友会
開催場所:佐賀県佐賀市
佐賀県人口:848000人
人口密度:348人/Km2
このところ「佐賀」での仕事が多い。講演しても佐賀の「建設関係団体」「農業関係団体」主催のものが立て続けにありました。個人的な感覚なのですが、佐賀は「危機」に対してレスポンスのよい地域なのではないかと思います。7.8年前も「構造改革」が進み経営環境が大きく変わる頃にもかなり呼んでいただきた覚えがあります。
「少子高齢化」「人口減少」「グローバル化」と進む社会変化の影響を大きく受ける地方としての「危機意識」の高まりを感じます。同時に3.11の大震災以降の影響は、遠い九州にも現れていますから、今回の集まりは「熱気」が篭っていました。
同友会代表理事のIMARI㈱福井社長との付き合いは、すでに4年以上になります。今回の講演もその縁によるものですが、講演開始前、福井社長自ら私のプロフィールを紹介してくれました。
「・・・・とじき社長は、私と同い年なんですが、どちらが若く見えますか?では、とじき社長お願いします・・・・」
ここで、社長の話し方が会員の皆さんにどっと受けたので、登壇した途端、事前に考えていた冒頭の話をすっかり忘れてしまいました。
中小企業の「組織活性化」に、業種や地域の違いはありません。手法は違っていても、組織がやらねばならないことや、手順は決まっています。そのことについて話をさせていただきました。
講演終了後、「実践型」の組織なので、「グループ討議」が始まり、私もオブザーバーで参加させていただきました。普段、講演をしてすぐに参加者の声を聞ける機会などめったにありませんから、私にとっても貴重な体験でした。よく伝わった部分と伝えきれていない分がはっきりとして、これからの参考になりました。
第3部の「懇親会」は、実に熱い集まりでした。本音と本音がぶつかり合い、時に「火花」が散るように見える「懇親会」もまた珍しい。全国さまざまな場所や団体で講演をしますが、これほど「真剣な場」は初めてでした。特に、若い世代が実にしなやかで頼もしい。
「ひょっとしたら、まったく新しいタイプの経営者が現れようとしているのではないか?」
と思わせる若者達が何人かいました。出来るだけ若者達に偏見を持たずに接しようと考えているのですが、思わず「アンテナ」が反応してしまいました。機会があったら、もう一度その若者達と話してみたいものです。
参加者のみなさん。ありがとうございました。また、お会いできますように。(感謝!)