「片付け」ではない

 

「5S活動」は、単なる「片付け」ではありません。

 

年末やお盆の「片付け」は、数週間で元に戻ります。「片付け」とは、「目の前のものを片方にくっ付ける」という行為です。つまり、目の前のスペースを作る、だけの動きで、活動とはいえません。「5S活動」は

 

 

  1. 整理:不要なものを捨てる。必要なものが残る。
  2. 整頓:必要なものを再配置する。誰が見ても分かるように表示する。
  3. 清掃:箒や雑巾を使って掃除をするときに、「点検・保守」をする。
  4. 清潔:整理、整頓、清掃という3S活動を継続して行う。
  5. 躾 :決められたルールを全員で守る。

 

 

という5つの要素を、手順をもって、工期を定め、全員で取り組む活動のことです。これらは単なる思い付きではなく「仕組み」なので、一度作り上げてしまうとそう簡単には崩れません。「活付け」が単なる点の動きであるのに対して、流れ、すなわち全体の活動として相互に関連しあっています。

 

組織を変えよう、」と思ったら、まず「5S活動」に取り組んでみることをお勧めします。自分たちの手で、自分たちの組織を磨き上げる活動は、まさに組織の存続の根底に関わるものです。

 

時代変化は早く、経営環境も猫の目のようにくるくると変わります。その時に、組織が「全社一丸」になってるかどうかが組織が発展していく条件になります。きちんとした手順で活動を行えば「人が育ち」「利益管理の精度が上がり」何よりも「組織が活性化」します。

 

考えているよりも、動いたほうが、結果は早くやってきます。

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