サイクル

「利益」とのつながり

「5S活動」が続かない最大の理由は、5Sが「利益」に直結していることと、その「利益」が自分達の「生活」に直結していることを伝えていない仕組みにあります。「5S活動」の精度がなかなか上がってこない理由もそこにあります。なぜ「5S活動」を始めるのかという目的の中に「利益」が含まれていない場合、時代や社会の変化に対応できない場合があります。

例えば、製造系企業で「整理」「整頓」「清掃」という生産性向上の要素については維持できても「清潔」や「しつけ」という要素が軽くなってしまうのは【顧客】という観点が抜け落ちている可能性があります。サービス系や販売系で、客が来る場所はおかしくない状態であるにもかかわらず、バックヤードが散々であるという企業は少なくありません。

 

「仕組」の根源

組織において、活動の根源は「利益」です。

一年は365日です。52週ありますから一般的企業の場合、104日は休みです。そのほかに祝日が15日ありますから、日本では一年に250日ほど働きます。では、一日に「5分」ほど探し物をしたとします。それの250日分ですから、一年で1250分間探し物をしているということになります。一日に7時間半働くとして、一日の仕事時間は450分です。ということは、一年のうち2.7日は、朝から何もせず「探し物をしている」ということになります。仮に従業員が50人いたとして、一年で延べ135日は「探し物」をしている。

初めて会うお客に挨拶をしない社員がいる。無精ひげや不潔な服装で平気な社員がいる。会社の車が汚れていても平気な社員がいる。まともな電話の応対が出来ない社員がいる。会社が提出するように言っている「書類」が期日までにそろわない。会社の会議に遅刻しても平気な社員がいる。

さて、こうした組織で「利益」を確保することが出来るかどうか

 

組織の【究極の目的】

組織の「究極の目的」は、組織の存続と発展です。
そのサイクルは、以下のような図で示されます。

 

このサイクルの中にない「5S活動」は、単なる思い付きや一時的な活動で終わってしまいます。

思い付きではない仕組み作りについては、こちらもご覧ください